9月公開新作映画私が観たい(観た)作品リスト②
10月の間違いじゃないの?
という時期ですが
まだUPしてなかった
9月後半公開映画の紹介記事です。
今頃すみません。
作品の詳細は各映画の題名をクリックすると
公式サイトに行けます。
(ぴあ映画生活、各公式サイト参照)
2016東京国際映画祭で鑑賞済み
2009年製作のブラック・コメディ『ル・コルビュジエの家』で好評を博したアルゼンチンの映像作家コンビが放つ悲喜劇。世界的な著名人として故郷に錦を飾る作家と、それを歓待する地元の人々とのシニカルで滑稽な人間模様を映し出す。
2016ヴェネチア映画祭で主人公を演じたオスカル・マルティネスが男優賞を受賞。
昨年の東京国際映画祭で観ました。
その時の題名は原題「El ciudadano ilustre」
に近い『名誉市民』でした。
ノーベル文学賞を受賞した主人公は
様々な祝賀イベントなどを断るのだが、
故郷の名誉市民授与の誘いだけは受けて
40年ぶりに帰郷すると…
『ル・コルビュジエの家』がとても面白かったので期待して観た。
ブラック度と面白さは
『ル・コルビュジエの家』より
更にパワーアップ。
昨年ノーベル文学賞を受賞した
ボブ・ディランが
これくらいシニカルなスピーチでもしてくれたら
面白かったのにと思った。
権威やプライド、郷愁に対する斬り込みが容赦なく、
主人公の故郷の田舎の様子や人々の描写が
なんとも可笑しい味わい。
ラストの人を食ったような演出もシャレてる。
私の昨年のベスト2位にした作品。
(1位はラヴ・ディアス監督『痛ましき謎への子守唄』)
かなりブラックなので、
好みでない人もいるでしょうけど。
ヘッド館が岩波ホールというのには
ちょっと驚き。
岩波ホールの上品なお客はビックリかも。
2016東京フィルメックスで鑑賞
『オアシス』の名匠イ・チャンドン監督が見出した新鋭ユン・ガウン監督が、自身の体験を基にいじめに遭う小学生の女の子の繊細な心模様を丹念に描き出す。
同じくイ・チャンドン監督がプロデュースしたウニー・ルコント監督『冬の小鳥』の繊細さと、
相米慎二監督のような瑞々しい子どもの描写。
ファーストシーンから素晴らしく、
グッと心を掴まれた。
ユン・ガウン監督は
この映画を作らないと前に進めない。
というくらい辛い思い出があったと語っていた。
2016東京フィルメックスで鑑賞
バンクーバー、釜山、ロッテルダム映画祭などに出品され、2016年の東京フィルメックスでも話題を読んだ異色ドラマ。フリーの映像ディレクターとして活躍する庭月野議啓がクラウドファンディングを活用して製作。女にモテ過ぎることに思い悩む僧侶の苦悩を、浮世絵風のアニメーションを交えて描く。映画監督でもある辻岡正人が主演を務める。
辻岡正人さんがいつものハードなイメージとは違う
真面目に修行しているのに
女にモテすぎて困ってしまう
主人公のお坊さん仁光を演じている。
庭月野監督がお金はないのでコツコツと
4年かかって制作したという作品。
海外ウケするようなジャポニズム感を出すため
浮世絵などの日本美術を
アニメ部分で戦略的に使用。
私はクールジャパンなアニメは
好みでないので、
この作品がやったらように
海外で好まれるジャポニズム感を
逆手に取った使い方は
面白いと思い、
Q&Aコーナーで監督に質問した。
しっかり海外ウケを計算して
日本美術を使ったとのこと。
そう言うしたたかさも海外で評価されるのには
戦略的に使ったっていいと思うな。
こんな風に書いていると
すごく長くなってしまうので、
以下は既に観た作品を簡単に。
感想既に書いたものあります。
(書いてないのもあり)
鑑賞済み
少年の脳死、臓器移植を巡る群像劇。
フランス若手の女性監督
カテル・キレヴィレは今回の活躍も楽しみ。
タハール・ラヒム出てるし、
アンヌ・ドルヴァル、モニカ・ショクリの
グザヴィエ・ドラン映画常連さん、
エマニュエル・セニエ、ドミニク・ブランと
女優が豪華で魅力的な演技でした。
鑑賞済み
『DARK STAR H・R・ギーガーの世界』を観てから、
すぐに鑑賞したこともあり、
ギーガーへのリスペクトを強く感じた。
ファスベン劇場最高
鑑賞済み
待ちに待ったエミール・クストリッツァ監督の新作。
初日にヘッド館のシャンテで
蒲郡からの戻りに観た。
唯一無二のクストリッツァ・ワールドを堪能!
鑑賞済み
ポール・ダノが
ダニエル・ラドクリフの死体を
スイス・アーミーナイフの様に使う
奇抜なサバイバルもの。
鑑賞済み
ナタリー・ポートマン、
リリー=ローズ・デップ
2人の美しいを目当てに観ても良いのだけど、
舞台になる時代や映画の歴史など
背景知識があった方が理解出来る。
鑑賞済み
グザヴィエ・ドランの
『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』出演
ニールス・シュネデール(シュナイダー)が
主人公のハラハラするノワール映画。
ニールス出演作は
10月『ポリーナ、私を踊る』(鑑賞済み)
11月『KOKORO』と次々公開。
『汚れたダイヤモンド』はいつもと雰囲気違うよ。
彼目当てでなく観ても見応えあるクライムもの。
弟のアリオシャは『さよなら、ぼくのモンスター』で
兄と見分けがつかない様な役でした。
双子じゃないのよ年6歳違うから。
2016東京国際映画祭で鑑賞
ナチスドイツの時代を描いた作品は沢山あるけど、
本作は現代を舞台に仏人、独人の
孫の世代が
ナチスドイツ時代に向き合う所が新しい。
アデル・エネルが魅力的。
鑑賞済み
万人ウケするタイプの
感動的なお仕事映画。
昨年の東京国際映画祭では
時間の都合で観られず
公開決まってたので
ノーザライツ映画祭では見送り、
早く観たいのにまだ見れてなくて
近日中に観ます。
以下もまだこれから観る予定な作品と
観れるか微妙だけど気になる映画。
10月は11本鑑賞済み。
今日からは
ラテンビート映画祭で観ます。
ノオミ・ラパスが7役のSFアクション
試写会で観たので
記事書かないとだし、
10月公開新作紹介記事も…