映画時光バックナンバー2005年シネマ★アジア16号
『マルチュク青春通り』
『ライフ・イズ・ミラクル』
『ベルベット・レイン』
作品の解説はぜひ「シネマ★アジア通信」
読んでください。
釜山映画祭レポートもぜひどうぞ。
筆者はシネマ★アジア代表・運営者の田中久仁一さん
(2008年52歳で急逝)
(私の記事の作品説明は映画.COM参照)
『マルチュク青春通り』
韓国映画(2004年製作)
監督・脚本:ユ・ハ
クォン・サンウ
ハン・ガイン
イ・ジョンジン
78年、軍事政権下のソウル郊外マルチュク通り。
男子校から転校してきた高校生ヒョンスは、
仲間たちとツルんで他校とケンカしたり、
初恋をしたりと青春を満喫。
が、やがて教師たちの理不尽な教育が仲間たちを変えていき、
ヒョンスはたったひとりで反乱を起こすことを決意する。
詩人としても知られる監督ユ・ハの自伝的作品。
ブルス・リーを愛するヒョンス役の
クォン・サンウは撮影当時27歳。
(高校生としてはちょっと年行ってる気が
しないでもないけどアクションキレてた)
ヒロインのウンジュ役ハン・ガインは21歳。
当時もう高校生じゃないけど可愛らしかったです。
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『ライフ・イズ・ミラクル』
フランス=セルビア=モンテネグロ合作
2004年製作
監督:エミール・クストリッツア
出演:スラヴコ・スティマチ
ナターシャ・ソラック
ヴェスナ・トリヴァリッチ
ストリボール・クストリッツァ
ボスニアの小さな村の鉄道技師ルカは、
妻とサッカー選手を夢見る息子と平穏な日々を送っていたが、
ボスニア紛争勃発で激変。
妻は去り、息子は徴兵されて一人暮らしになったルカは、
ムスリム人の女性サバーハに出会う。
クストリッツア監督作品は絶対に観たいので
(生きてる監督で一番好き)
田中さんにリクエストしたら
できないというので
(自主上映にはフィルムを貸してくれない
とういうことがありました)
名古屋まで遠征して観てきたのですが、
後で上映できることになり
シネマ★アジアの上映会でもう一度観ました。
背景にボスニア紛争があって
ハチャメチャなクストリッツア節が嬉しい作品。
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そして今年は
『ウェディングベルを鳴らせ』(2007)
から9年ぶりに製作の劇映画
(ドキュメンタリー映画『マラドーナ』(2008)
からは8年ぶり)
昨年の第73回ヴェネチア映画祭のコンペ部門に出品された
「On the Milky Road」オン・ザ・ミルキーロード(原題)
が日本公開されます。
ヴェネチア映画祭の時にも紹介しましたが、
クストリッツア監督本人が主演、
モニカ・ベルッチ共演。
戦争中のある村で牛乳配達人の男は
美しい謎めいたイタリア人女性と知り合ったことで
人生が一変する…
今年公開をとても楽しみに待っている作品です。
「オン・ザ・ミルキーロード(原題)」
英語字幕予告動画(トレーラー)
2016年ヴェネチア国際映画祭
2016年マラケッシュ国際映画祭で
クストリッツァ監督と娘さん
アンディ・ラウもちょっと若い
『ベルベット・レイン』
2004年製作 香港映画
監督:ウォン・ジンポー
出演:アンディ・ ラウ
ジャッキー・チュン
エディソン・チャン
ショーン・ユー
エリック・ツァン
チャップマン・トウ
香港黒社会の大ボス暗殺計画を軸に、
大ボスとその弟分、ヒットマンの若者2人組
それぞれのドラマを交錯させて描く香港ノワール。
『インファナル・アフェア』の流れの
スタイリッシュな暗黒街物でした。
私はジャッキー・チュンの印象が強かった。
そういや『ヘリオス 赤い諜報戦』続きどうしてくれるの!?
(あ、チャン・チェンも出てたっけ)
↑クリックで私の記事です。
香港映画の公開が少なくなって久しく寂しいです。
先週劇場鑑賞した映画
『汚れたミルク あるセールスマンの告発』
『ブラインド・マッサージ』
『アイヒマンの後継者
ミルグラム博士の恐るべき告発』
『未来よこんにちは』
『人生フルーツ』
『哭声/コクソン』
『ハードコア』
『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』
『はじまりへの旅』
『ゴンドラ』
2日に観た
『ゴンドラ』1987年製作
リバイバル上映
キネカ大森 伊藤智生監督と切通理作氏トーク。
35ミリフィルム上映。
フィルムではワイルドで生っぽさがあると
切通氏。(6回観たそうです)
監督は人の心象風景を撮りたかったと。
孤独な少女と青年の交流。
音を映像化した稀有な作品と感じた。
撮りたい画にとことん拘って丁寧に撮影。
音、色、光が肌に沁み込む。
何度も観たくなる素晴らしい作品です。
10回観たという人も。『ゴンドラ』中毒だそう。
私が観た回もリピーターが多かったです。
これも1本で書きたいなあ。
『ゴンドラ』公式サイト←クリック
『ゴンドラ』
伊藤智生監督
上村佳子
界 健太
木内みどり
出門 英
佐々木すみ江
佐藤英夫
鈴木正幸
長谷川初範(友情出演)
奥西純子
木村吉邦
キネカ大森
名古屋シネマスコーレで
4月7日(金)まで上映中。
15日(土)から渋谷アップリンク
22日(土)から大阪九条シネ・ヌーヴォ
上映です
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