アカデミー賞2017年第89回全部門受賞予想
日本時間27日午前授賞式
WOWOWで9時からレッドカーペット
10時から授賞式中継
私は元々アンチアカデミー賞派。
10代の頃はアカデミー賞映画なんて観るもんかと思っていました。
でも実は高1の時『普通の人々』(1980年)
観に行ってしまった優柔不断なあたし。
今ではギャンブルにハマりそうな性格を
アカデミー賞や海外映画祭のウォッチに向けていて
予想記事も書いている次第です。
私のこだわりは24全部門予想。
毎年断っていますが
自分の好みなどは挟まずに当てること優先(笑)
海外の映画サイトやオッズサイトの予想、
前哨戦の結果参考にして決めています。
今までにはデータ重視で外してしまい
自分の好みで選んだ方が当たっていたという
イタイ経験もあるので、
今年はちょっと自分の嗜好を入れてみるかな。
★作品賞
『ラ・ラ・ランド』La La Land
『メッセージ』Arrival 5月19日(金)公開
「フェンシズ」Fences
「ハクソー・リッジ」Hacksaw Ridge 6月24日(土)公開
『最後の追跡』Hell or High Water Netflixで配信中
「ヒドゥン・フィギュアズ」Hidden Figures
『LION/ライオン ~25年目のただいま~』Lion 4月7日(金)公開
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」Manchester By The Sea 5月13日(土)公開
「ムーンライト」Moonlight 4月28日(金)公開
前哨戦は「ムーンライト」と『ラ・ラ・ランド』
一騎打ちで5分5分の結果でした。
個人的には「ムーンライト」を応援したいですけど。
作品賞はプロデューサーが受賞します。
★監督賞
デミアン・チャゼル『ラ・ラ・ランド』
バリー・ジェンキンス『ムーンライト』
ドゥニ・ヴィルヌーヴ『メッセージ』
ケネス・ロナーガン『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
メル・ギブソン『ハクソー・リッジ』
今年は作品賞と監督賞が一致受賞
★主演男優賞
ケイシー・アフレック「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
デンゼル・ワシントン「フェンシズ」
アンドリュー・ガーフィールド「ハクソー・リッジ」
ライアン・ゴズリング『ラ・ラ・ランド』
ヴィゴ・モーテンセン『はじまりへの旅』
前哨戦はケイシー・アフレックの圧勝でしたが
1月29日に発表された
第23回全米映画俳優組合賞(SAG アワード)は
デンゼル・ワシントンが受賞して
デンゼルの予想オッズがぐんと上がりました。
彼が受賞だと俳優部門が2年続いた真っ白オスカーから
一転3人が黒人の受賞者となります。
デンゼルが監督賞にノミネートされるかと予想しましたが落選でした。
そこで2度目の主演男優賞受賞の可能性も高いのですが、
(1回目の『トレーニングデイ』は
イーサン・ホークが主人公だけどデンゼルが主演男優賞。
本人もきっちり自分の監督作で主演男優賞取りたいでしょうね。)
ここはあえて私情を入れて
ファンのケイシー・アフレックにします。
昨年助演男優賞で私情を入れてスタローン隊長にして
外しましたけどね
そりゃ私情だけならヴィゴですけどね当然。
インディー映画からのノミネートの快挙だけでも
★主演女優賞
エマ・ストーン『ラ・ラ・ランド』
イザベル・ユペール『エル』Elle 夏公開
ナタリー・ポートマン『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』
Jackie 3月31日(金)公開
メリル・ストリープ『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』
ルース・ネッガ『ラビング 愛という名前のふたり』3月3日(金)公開
ここも私情を入れたらユペール様ですがね。
エマが受賞です。
★助演男優賞
マハーシャラ・アリ「ムーンライト」
デーヴ・パテール『LION/ライオン ~25年目のただいま~』
ジェフ・ブリッジス『最後の追跡』
ルーカス・ヘッジズ『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
マイケル・シャノン『ノクターナル・アニマルズ』
ここは確実にマハーシャラ・アリが受賞。
マイケル・シャノンにはまた頑張って欲しい。
『ノクターナル・アニマルズ』は2017年中に公開。楽しみ!
★助演女優賞
ヴィオラ・デイヴィス「フェンシズ」
ミシェル・ウィリアムズ「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
ナオミ・ハリス「ムーンライト」
ニコール・キッドマン『LION/ライオン ~25年目のただいま~』
オクタヴィア・スペンサー「ヒドゥン・フィギュアズ」
ヴィオラ・デイヴィスが受賞。
★オリジナル脚本賞
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
ケネス・ロナーガン
『最後の追跡』テイラー・シェリダン
『ラ・ラ・ランド』デミアン・チャゼル
『ロブスター』ヨルゴス・ランティモス、
エフティミス・フィリップ
「20thセンチェリー・ウィメン」6月公開
マイク・ミルズ
★脚色賞
『ムーンライト』バリー・ジェンキンス
『メッセージ』エリック・ハイセラー
「フェンシズ」オーガスト・ウィルソン
「ヒドゥン・フィギュアズ」アリソン・シュローダー
セオドア・メルフィ
『LION/ライオン ~25年目のただいま~』
ルーク・デイヴィス
★撮影賞
『ラ・ラ・ランド』リヌス・サンドグレン
『メッセージ』ブラッドフォード・ヤング
『LION/ライオン ~25年目のただいま~』
グレイグ・フレイザー
「ムーンライト」ジェームズ・ラックストン
『沈黙‐サイレンス‐』ロドリゴ・プリエト
★編集賞
『ラ・ラ・ランド』トム・クロス
『メッセージ』ジョー・ウォーカー
「ハクソー・リッジ」ジョン・ギルバート
『最後の追跡』ジェイク・ロバーツ
「ムーンライト」ナット・サンダース
ジョイ・マクミロン
セットのプールに入って演技指導の
ジョン・ファブロー監督
★視覚効果賞
『ジャングル・ブック』
Robert Legato, Adam Valdez,
Andrew R. Jones, Dan Lemmon
『バーニング・オーシャン』
Craig Hammeck, Jason Snell,
Jason Billington, Burt Dalton
『ドクター・ストレンジ』
Stephane Ceretti, Richard Bluff,
Vincent Cirelli, Paul Corbould
「クーボ・アンド・ザ・トゥー・ストリングス」
Steve Emerson, Oliver Jones,
Brian McLean, Brad Schiff
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
John Knoll, Mohen Leo,
Hal Hickel, Neil Corbould
受賞は『ジャングル・ブック』
「ハクソー・リッジ」
メル・ギブソン監督とアンドリュー・ガーフィールド
★音響編集賞(Best Sound Editing)
「ハクソー・リッジ」
ロバート・マッケンジー
アンディ・ライト
『メッセージ』
シルヴァイン・ベルマール
『ハドソン川の奇跡』
アラン・ロバート・マレー
バブ・アズマン
『バーニング・オーシャン』
ウィリー・ステイトマン
レニー・トンデリ
『ラ・ラ・ランド』
アイ=リン・リー
ミルドレッド・イアットルー ・モーガン
(女性チームで初めて音響編集賞にノミネート)
女性チームを応援したいけど
受賞は「ハクソー・リッジ」の予想
★音響賞(録音賞)(Best Sound Mixing)
『ラ・ラ・ランド』
アンディー・ネルソン
アイ=リン・リー
スティーヴ・モロー
『メッセージ』
クロード・ラ・アヤ
Bernard Gariépy Strobl
「ハクソー・リッジ」
ケヴィン・オコネル
アンディー・ライト
ピーター・グレース
ロバート・マッケンジー
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
デイヴィッド・パーカー
クリストファー・スカラボシオ
スチュアート・ウィルソン
『13時間 ベンガジの秘密の兵士』
グレッグ・P・ラッセル
ゲイリー・サマーズ
ジェフリー・J・ハバッシュ
マック・ルース
★衣裳デザイン賞
『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』
マデリーン・フォンテーヌ
『マリアンヌ』ジョアンナ・ジョンストン
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
コリーン・アトウッド
『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』
コンソラータ・ボイル
『ラ・ラ・ランド』メアリー・ゾフレス
ここは『ラ・ラ・ランド』か『ジャッキー』で
『ラ・ラ・ランド』が最有力な感じだけど
個人的な好みも入れての予想。
★美術賞
『ラ・ラ・ランド』
プロダクション・デザイン:デイヴィッド・ワスコ
装飾:サンディー・レイノルズ・ワスコ
『メッセージ』
プロダクション・デザイン:パトリス・バーメット
装飾:ポール・ホッテ
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
プロダクション・デザイン:スチュアート・クレイグ
装飾:アンナ・ピノック
『ヘイル、シーザー!』
プロダクション・デザイン:ジェス・ゴンコール
装飾:ナンシー・ハイ
『パッセンジャーズ』
プロダクション・デザイン:ガイ・ヘンドリックス・ディアス
装飾:ジーン・サーデナ
美術賞は『ラ・ラ・ランド』のワスコ夫妻。
★メイクアップ&ヘアスタイリング賞
『スター・トレック BEYOND』
ジョエル・ハーロウ
リチャード・アロンゾ
『スーサイド・スクワッド』
アレッサンドロ・ベルトラーキ
ジョルジョ・グレゴリーニ
クリストファー・ネルソン
『幸せなひとりぼっち』
エヴァ・フォン・バール
ラヴ・ラーソン
受賞は『スター・トレック BEYOND』の予想。
『幸せなひとりぼっち』は意外なノミネートでしたが
エヴァ・フォン・バールとラヴ・ラーソンは
昨年も『100歳の華麗なる冒険』でノミネートされていて
2年連続のノミネートです。
『幸せなひとりぼっち』で特殊メイクが使われていることに
気づいてない人いるようです。
『100歳の華麗なる冒険』は主人公のアラン爺さんを
ロバート・グフタフソン(1964年生まれ製作時49歳)が
特殊メイクで20代から100歳まで演じました。
『幸せなひとりぼっち』では主人公オーヴェを
ロルフ・ラスゴード(1955年生まれ製作時60歳)が演じました。
オーヴェは59歳の設定だから年齢的には合っています。
ロルフ・ラスゴードはスウェーデンのアカデミー賞と言われる
ゴールデン・ビートル賞を本作と93年に2回受賞の
スウェーデンを代表する名優ですが、
素顔はオーヴェのように老けていません。
髪もあって禿げていません。
2016年ゴールデン・ビートル賞で
主演男優賞を受賞した
ロルフ・ラスゴード(中央)
メイキャップ賞受賞の
エヴァ・フォン・バール(右)とラヴ・ラーソン(左)
ちなみに今年2017年ゴールデン・ビートル賞では
エヴァ・フォン・バールとラヴ・ラーソンは
『100歳の華麗なる冒険』の続編
「The 101-Year Old Man Who Skipped Out on the Bill and Disappeared」
(視覚効果、観客賞各賞受賞)
と「The Giant(Jätten)」の2作品でノミネートされて
「The Giant(Jätten)」
(思い障害を患っている青年の空想と夢の実現への挑戦。
作品、脚本、メイク各賞受賞)の方で受賞しました。
エヴァ・フォン・バールとラヴ・ラーソンは
本国スウェーデンでの活躍のみならず
米アカデミー賞でも2年連続の評価をされています。
エヴァの米アカデミー賞ノミネートと仕事を紹介した
テレビ番組の動画↓
残り8部門の受賞予想
・作曲賞
『ラ・ラ・ランド』
・歌曲賞
「シティ・オブ・スターズ」
City of Stars
『ラ・ラ・ランド』
・外国語映画賞
『セールスマン』
・長編アニメ賞
『ズートピア』
・長編ドキュメンタリー映画賞
「O.J.: メイド・イン・アメリカ」
・短編アニメ賞
『ひな鳥の冒険』
・短編ドキュメンタリー賞
「Joe's Violin」か
「The White Helmets」
まだ迷っている。
・短編映画賞
「Ennemis Interieurs」
この残りの8部門は、
次の記事にノミネート作品の動画付きで
紹介する予定ですが
発表に間に合うのか
『はじまりへの旅』↑この写真
見るだけで胸が熱くなる