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9月25日〜10月1日に投稿したなう

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今週観た映画。『DARK STAR H・R・ ギーガーの世界』『散歩する侵略者』『ドリーム』『エイリアン コヴェナント』アテネフランセ「ニュー・ジャーマン・シネマ回顧」『秋のドイツ』『感情のチカラ』
10/1 23:52

「ニュー・ジャーマン・シネマ回顧 」『秋のドイツ』は配布された解説文で理解が進んだ。アレクサンダー・クルーゲ監督『感情の力』は前半1時間だけで難解映画10本くらい観た気分になったけどそれが後半面白さに転化した。渋谷哲也氏と竹峰義和氏のトークはメディア論勉強しといて良かった(汗)
10/1 23:55

今週観た美術展。東京都美術館「ボストン美術館の至宝展」至宝ばっかりじゃないけど状態の良い作品が来ていた。
10/1 23:59


9月公開新作映画私が観たい(観た)作品リスト②サーミの血/笑う故郷/わたしたち/ポルト/軽蔑 他

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9月公開新作映画私が観たい(観た)作品リスト②

10月の間違いじゃないの?
という時期ですが
まだUPしてなかった
9月後半公開映画の紹介記事です。
今頃すみません。

作品の詳細は各映画の題名をクリックすると
公式サイトに行けます。
(ぴあ映画生活、各公式サイト参照)

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2016東京国際映画祭で鑑賞済み

2009年製作のブラック・コメディ『ル・コルビュジエの家』で好評を博したアルゼンチンの映像作家コンビが放つ悲喜劇。世界的な著名人として故郷に錦を飾る作家と、それを歓待する地元の人々とのシニカルで滑稽な人間模様を映し出す。
2016ヴェネチア映画祭で主人公を演じたオスカル・マルティネスが男優賞を受賞。

昨年の東京国際映画祭で観ました。
その時の題名は原題「El ciudadano ilustre」
に近い『名誉市民』でした。
ノーベル文学賞を受賞した主人公は
様々な祝賀イベントなどを断るのだが、
故郷の名誉市民授与の誘いだけは受けて
40年ぶりに帰郷すると…

『ル・コルビュジエの家』がとても面白かったので期待して観た。
ブラック度と面白さは
『ル・コルビュジエの家』より
更にパワーアップ。
昨年ノーベル文学賞を受賞した
ボブ・ディランが
これくらいシニカルなスピーチでもしてくれたら
面白かったのにと思った。
権威やプライド、郷愁に対する斬り込みが容赦なく、
主人公の故郷の田舎の様子や人々の描写が
なんとも可笑しい味わい。
ラストの人を食ったような演出もシャレてる。
私の昨年のベスト2位にした作品。
(1位はラヴ・ディアス監督『痛ましき謎への子守唄』)
かなりブラックなので、
好みでない人もいるでしょうけど。
ヘッド館が岩波ホールというのには
ちょっと驚き。
岩波ホールの上品なお客はビックリかも。

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2016東京フィルメックスで鑑賞

『オアシス』の名匠イ・チャンドン監督が見出した新鋭ユン・ガウン監督が、自身の体験を基にいじめに遭う小学生の女の子の繊細な心模様を丹念に描き出す。

同じくイ・チャンドン監督がプロデュースしたウニー・ルコント監督『冬の小鳥』の繊細さと、
相米慎二監督のような瑞々しい子どもの描写。
ファーストシーンから素晴らしく、
グッと心を掴まれた。
ユン・ガウン監督は
この映画を作らないと前に進めない。
というくらい辛い思い出があったと語っていた。

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2016東京フィルメックスで鑑賞

バンクーバー、釜山、ロッテルダム映画祭などに出品され、2016年の東京フィルメックスでも話題を読んだ異色ドラマ。フリーの映像ディレクターとして活躍する庭月野議啓がクラウドファンディングを活用して製作。女にモテ過ぎることに思い悩む僧侶の苦悩を、浮世絵風のアニメーションを交えて描く。映画監督でもある辻岡正人が主演を務める。

辻岡正人さんがいつものハードなイメージとは違う
真面目に修行しているのに
女にモテすぎて困ってしまう
主人公のお坊さん仁光を演じている。

庭月野監督がお金はないのでコツコツと
4年かかって制作したという作品。
海外ウケするようなジャポニズム感を出すため
浮世絵などの日本美術を
アニメ部分で戦略的に使用。
私はクールジャパンなアニメは
好みでないので、
この作品がやったらように
海外で好まれるジャポニズム感を
逆手に取った使い方は
面白いと思い、
Q&Aコーナーで監督に質問した。
しっかり海外ウケを計算して
日本美術を使ったとのこと。
そう言うしたたかさも海外で評価されるのには
戦略的に使ったっていいと思うな。


こんな風に書いていると
すごく長くなってしまうので、
以下は既に観た作品を簡単に。
感想既に書いたものあります。
(書いてないのもあり)

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鑑賞済み

少年の脳死、臓器移植を巡る群像劇。
フランス若手の女性監督
カテル・キレヴィレは今回の活躍も楽しみ。
タハール・ラヒム出てるし、
アンヌ・ドルヴァル、モニカ・ショクリの
グザヴィエ・ドラン映画常連さん、
エマニュエル・セニエ、ドミニク・ブランと
女優が豪華で魅力的な演技でした。

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鑑賞済み

『DARK STAR H・R・ギーガーの世界』を観てから、
すぐに鑑賞したこともあり、
ギーガーへのリスペクトを強く感じた。
ファスベン劇場最高ラブ

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鑑賞済み

待ちに待ったエミール・クストリッツァ監督の新作。
初日にヘッド館のシャンテで
蒲郡からの戻りに観た。
唯一無二のクストリッツァ・ワールドを堪能!

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鑑賞済み

こちらも大好きなファティ・アキン監督。
原作があるためか監督の作家性は抑え気味だけど
こんな瑞々しい思春期ものも良かった。

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鑑賞済み

ポール・ダノが
ダニエル・ラドクリフの死体を
スイス・アーミーナイフの様に使う
奇抜なサバイバルもの。

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鑑賞済み

ナタリー・ポートマン、
リリー=ローズ・デップ
2人の美しいを目当てに観ても良いのだけど、
舞台になる時代や映画の歴史など
背景知識があった方が理解出来る。

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鑑賞済み

グザヴィエ・ドランの
『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』出演
ニールス・シュネデール(シュナイダー)が
主人公のハラハラするノワール映画。
ニールス出演作は
10月『ポリーナ、私を踊る』(鑑賞済み)
11月『KOKORO』と次々公開。
『汚れたダイヤモンド』はいつもと雰囲気違うよ。
彼目当てでなく観ても見応えあるクライムもの。
弟のアリオシャは『さよなら、ぼくのモンスター』で
兄と見分けがつかない様な役でした。
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兄ニールス
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弟アリオシャ
双子じゃないのよ年6歳違うから。

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2016東京国際映画祭で鑑賞

ナチスドイツの時代を描いた作品は沢山あるけど、
本作は現代を舞台に仏人、独人の
孫の世代が
ナチスドイツ時代に向き合う所が新しい。
アデル・エネルが魅力的。

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鑑賞済み

万人ウケするタイプの
感動的なお仕事映画。

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2017フランス映画祭で鑑賞

トラン・アン・ユン監督が
オドレイ・トトゥ、メラニー・ロラン
ベレニス・ベジョ、ジェレミー・レニエ
豪華キャストで撮った、
絵画の様に美しい作品。


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昨年の東京国際映画祭では
時間の都合で観られず
公開決まってたので
ノーザライツ映画祭では見送り、
早く観たいのにまだ見れてなくて
近日中に観ます。

以下もまだこれから観る予定な作品と
観れるか微妙だけど気になる映画。


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10月は11本鑑賞済み。
今日からは
ラテンビート映画祭で観ます。
ノオミ・ラパスが7役のSFアクション
試写会で観たので
記事書かないとだし、
10月公開新作紹介記事も…

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10月2日〜10月8日に投稿したなう

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ブログ更新!『最近観た映画。秋のドイツ/感情の力/50年後のボクたちは/ボブという名の猫/DARK STAR/エイリアン コヴェナント/ダンケルク/散歩する侵略者/ドリーム他』https://ameblo.jp/eigajikou/entry-12315511255.html
10/2 10:31

「ニュー・ジャーマン・シネマ回顧」ファスビンダー『何故R氏は発作的に人を殺したのか?』男が仕事に追われ疲れ果てて行く。ある日突然息子、妻とその友人を殺害。今でも起こりそうな事件。私の大好きなカサヴェテスの『ハズバンズ』に即興的な撮り方似てるとふと思った。両作品の公開は1970年。
10/4 2:26

ブログ更新 !『9月公開新作映画私が観たい(観た)作品リスト②サーミの血/笑う故郷/わたしたち/ポルト/軽蔑 /オン・ザ・ミルキー・ロード/汚れたダイヤモンド/プラネタリウム 他』https://ameblo.jp/eigajikou/entry-12315494858.html
10/7 11:31

今週観た映画、その① ハリウッドがひれ伏した銀行マン/プロデューサーズ/プラネタリウム/獣道/セブン・シスターズ/米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー/おクジラさま ふたつの正義の物語/汚れたダイヤモンド
10/8 23:49

今週観た映画、その② ラテンビート映画祭 ネルーダ 大いなる愛の逃亡者/J:ビヨンド・フラメンコ/7日目/チャベーラ/ホーリー・キャンプ!
10/8 23:51

今週劇場鑑賞した映画 エルネスト/軽蔑 デジタルリマスター版/ラテンビート映画祭 モースト...

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10月9日〜10月15日に投稿したなう

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10月第1週に行った美術展 「ほとけを支える ― 蓮華・霊獣・天部・邪鬼 ―」根津美術館。 /「ガーダー・アイダ・アイナーソン展」RAT HOLE GALLERY(ラットホール ギャラリー)。/荒木経惟展「写真夏の昼の夢精」art Space AM。
10/9 0:03

今週劇場鑑賞した映画 エルネスト/軽蔑 デジタルリマスター版/ラテンビート映画祭 モースト・ビューティフル・アイランド(Most Beautiful Island)、ドス・オリエンタレス(Dos Orientales)、スキン あなたに触らせて
10/15 23:40

今週観た美術展 泉屋博古館分館「浅井忠の京都遺産―京都工芸繊維大学 美術工芸コレクション」愛知県美術館「長沢芦雪展 京(みやこ) のエンターテイナー」名古屋市美術館「ランス美術館展」「没後40年記念 中村正義をめぐる画家たち」弾丸で名古屋アート遠征。今週は大充実の美術鑑賞。
10/15 23:56

エルネスト/汚れたダイヤモンド/おクジラさま/米軍が最も恐れた男/獣道/軽蔑 他鑑賞映画

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最近観た映画

10月公開新作の紹介記事も
まだ書けていなくて焦るのですが、
とりあえず最近観た映画をまとめておきます。

ハリウッドがひれ伏した銀行マン

・プロデューサーズ

・プラネタリウム

・獣道

・セブン・シスターズ

・米軍(アメリカ)が最も恐れた男
その名は、カメジロー

おクジラさま 
ふたつの正義の物語

・汚れたダイヤモンド

・エルネスト

・軽蔑 デジタルリマスター版

ラテンビート映画祭

・ネルーダ 大いなる愛の逃亡者

・J:ビヨンド・フラメンコ

・7日目

・チャベーラ

・ホーリー・キャンプ!

・モースト・ビューティフル・アイランド

・ドス・オリエンタレス

・スキン あなたに触らせて


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エルネスト

チェ・ゲバラと共にボリビア革命運動に身を投じ、
若くして亡くなった日系ボリビア人の医学生
フレディ前村の伝記映画。
阪本順治監督が2013年に高倉健さんから
脚本を書いてみないかと連絡をもらい、
日系移民について調べたことが
この映画の基になっているそうです。
内容が真面目すぎるとか地味だとか
色々言われそうだけど、
今の時代に必要な映画。力作です。
チェ・ゲバラの広島訪問を織り込んだり、
フレディ前村の存在など
埋もれた史実が現代にも活きるメッセージとなっている。
キューバと日本の合作映画。
草の根の文化交流は本当に大切。
ドキュメンタリー映像『プロデューサーズ』で
椎井友紀子プロデューサーの話を
聞いた後だったし、
応援しているAction Inc.の比嘉セツさんが
通訳で参加されてて、
昨年キューバロケのことなど
ブログでも紹介しました。
娘の中学時代一番仲の良い友人が
日系ボリビア人3世の子でした。
ウォルター・サレス監督
ガエル・ガルシア・ベルナル主演
『モーターサイクル・ダイアリーズ』
スティーブン・ソダーバーグ監督
『チェ』2部作
未見の方は是非ご覧ください。

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{9649915F-C69F-4E5F-A08F-9C0CBEB66869}

汚れたダイヤモンド

ニールス・シュナイダーが
グザヴェ・ドラン映画でお馴染みの
フワフワ髪を封印して主演、
ダイヤモンド研磨職人だった父を
不運に陥れた伯父に復讐を計画する青年。
見応えのあるフレンチノワール映画。
公開規模小さいけどおススメ作品です。
今後彼の出演作品公開続きます。
『ポリーナ、私を踊る』の彼は
フワフワ髪のバレエダンサー↓
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11月公開『KOKORO』、
ドキュメンタリー映画『グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル』も楽しみ。

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⬆︎このチラシの原画は山口晃氏描き下ろし。

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おクジラさま ふたつの正義の物語

ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』
ハーブアンドドロシー ふたりからの贈りもの』
佐々木芽生監督。
捕鯨の町太地町を捕鯨を続ける町側、
反対する活動家側どちらの言い分にもしっかり取材、
また、捕鯨に賛成、反対という
単純な対立構造ではない側面も取材し映し出す。
根気強く様々な立場の人たちから
信頼を得なければ出来ない労作。
「日本の文化に口出ししないで欲しい」
「外国から捕鯨に反対されることはなんだかイヤだけど、
クジラ肉、イルカ肉は食べないな」
とか、なんとなく思っている人にこそ観て欲しい力作。

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獣道

これ、チラシとポスターのビジュアルで
損してるんじゃないかという
ツゥイートあったのだけど、
そう思うなぁ。
サードウィンドウフィルムズの
アダム・トレル氏がプロデューサーで、
内田英治監督のコンビ作は、
下衆(げす)の愛』に続いて2作目。
観たい気持ちはあったのだけど、
私はヤンキーが苦手で…ガーン
躊躇してしまう気持ちがあった。
主人公は須賀健太で、
同級生伊藤沙莉の
波乱の人生における変貌ぶりが見どころ。
で、ヤンキーなのは一時。
内容は面白く、
若いキャストのキレのある演技が楽しめ、
鑑賞回避しなくて良かった。


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プラネタリウム

ナタリー・ポートマン、
リリー=ローズ・デップという
美しい女優が姉妹役で共演の
話題性だけで観ると肩すかしかも。
映画の歴史や舞台になった時代の背景知識があると、
より楽しめる作品。

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↑クリックで公式サイト

映画製作の現場で新たな資金調達システムを編み出し、900本もの作品の製作をサポートしたオランダ人銀行マンの軌跡を描いたドキュメンタリー。
ロッテルダムの銀行員フランズ・アフマンは、映画プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティスとともに、映画配給会社に対し、作品の配給権を作品完成前に販売することで、その対価を制作費に充当することができる「プリセールス」というシステムを開発。
これにより、新興の映画会社による映画製作が盛んとなり、1970年代半ばから90年代にかけて、「コンドル」「キングコング」「ターミネーター」「プラトーン」といった作品群がアメリカ映画界を席巻した。
本作では、死期の近づいたアフマン自身が思い出を語る映像や、ケビン・コスナー、オリバー・ストーン、ポール・バーホーベンら数多くの映画人の証言により、フランズ・アフマンの足跡が描かれる。
監督はアフマンの実娘ローゼマイン・アフマン。

プロデューサー(監督が兼ねている場合もある)に
融資(投資ではない事がポイント)し、
既存のハリウッドの映画製作システムに
風穴を開けたオランダの銀行マンのドキュメンタリー。
ハリウッド映画はプロデューサーのもの。
それを意識して観ている人
以外と少ない気がする。
映画ファンには是非おススメしたい。
映画ビジネスを知るのに持ってこいの作品。


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プロデューサーズ

チラシ画像に「男たち」とあるけど、
阪本順治作品の椎井友紀子
PFFスカラシッププロデューサーの天野真弓
両プロデューサーも登場します。
長年のセクハラを告発され、
米アカデミー協会も全米製作者協会も
追放される事になった
ハーヴェイ・ワインスタインのような
プロデューサーとは、
全く異次元にいるような、
日本の独立プロのプロデューサーの事を
映画ファンにはもっと知って欲しい。
これは涙なしには観られなかった。
フィルマークスで見てる人、
4人しか登録ない(泣)
勿体無いなぁ。


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軽蔑 デジタルリマスター版

プロデューサーのドキュメンタリー映画
観た後だったからグッドタイミングだったなぁ。
(ジャック・パランスが
ワインスタイン+トランプみたいなキャラの
プロデューサー)
今観ても全く古びてない内容だし、
とても美しい映像に蘇っていて
観る価値大いにあり。

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米軍(アメリカ)が最も恐れた男
その名は、カメジロー

先日の炎上墜落大破した
米軍のヘリの報道も
本土のマスコミでは
「不時着」になっていて
どういう事かと思った。
この映画も
本当に多くの人に観て欲しい。

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セブン・シスターズ

アメブロマイスター募集の
試写会で観たので、
これは必ずブログ記事書きます。
ノオミ・ラパスの7役演じ分けが見事でした。
グレン・クローズが怖いんだまた。

『アトミック・ブロンド』試写会も
当たったのだけど、
ラテンビート映画祭のチケットが
買ってあったから行けなくて、
娘が1人で観て来た。残念だったなぁ。

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ラテンビート映画祭で観た8本。
後2本を横浜会場で観る予定。

文字数オーバーしたので、
ラテンビート映画祭で観た作品についてと
最近行った美術展を次回に。

先週末は一仕事あり蒲郡の実家へ。
4年ぶりに名古屋で美術展も観て来た。

今週観た映画

・スウィート17モンスター

・アメリカン・スリープオーバー

・ソウル・ステーション パンデミック

新感染 ファイナルエクスプレス

ラテンビート映画祭鑑賞作品 ネルーダ/J:ビヨンド・フラメンコ/チャベーラ/スキン/7日目 他

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ラテンビート映画祭鑑賞作品

ラテンビート映画祭2017
東京会場(新宿バルト9)では8本鑑賞。
11月の横浜会場(横浜ブルク13)で
後2本観る予定。

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『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』

パブロ・ラライン監督と
ガエル・ガルシア・ベルナル、ルイス・ニェッコ
は『NO』のトリオ。
私はこの映画、昨年のカンヌ映画祭以来
早く観たかったので、
11月の一般公開分かってたけど
ラテンビート映画祭で鑑賞。
監督の前作『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』
みたいに分かり易い映画ではない。
逃亡するネルーダを追跡するガエル警官は
しだいにネルーダの享楽的な面にも惹かれて行く。
夢か幻想か曖昧な世界が現実と共存する
南米の不思議テイストが魅力のサスペンス。
私は予想以上に気に入っだけど、
予備知識がない人には特にオススメはしません。
人気の高い『イル・ポスティーノ』で
フィリップ・ノワレが
イタリア亡命時代のネルーダ演じてました。
そのイメージが強い人は、
『ネルーダ』でルイス・ニェッコが演じる
ネルーダには驚くかも。

この『ネルーダ』の参考映画に、
パトリシオ・グスマン監督の傑作ドキュメンタリー
『チリの闘い』を未見の方は是非観てね。


{DCBFA090-8F06-47CD-A505-84FD805DE4A8}

『7日目』

サッカーするのが大好きな
NYブルックリンで働く
メキシコ移民の多忙な日常。
何が解決するわけでは無いけど、
簡単にへこたれたりしない底力は、
主人公のサッカープレーも出てる。
トランプ大統領へのレジスタンス映画⁉︎その①


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『J:ビヨンド・フラメンコ』

スペインの大ベテラン
カルロス・サウラ監督は
フラメンコ映画たくさん撮ってますが
新作はフラメンコのルーツにもなっている
スペイン北東部の民族舞踏ホタ(jota)の
エキサイティングなドキュメンタリー。
音楽、踊り、演出、編集も素晴らしい!
ワールドミュージックファンにもオススメ。
一般公開は11月25日から。
トークゲストは安藤美姫さん。

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フリーダ・カーロとチャベーラ・バルガス。2人は共に暮らした。
(チャベーラはジュリー・テイモア監督、サルマ・ハエック主演『フリーダ』に出演)



『チャベーラ』

コスタリカからメキシコに渡り活躍した歌手
チャベーラのドキュメンタリー映画。
ペドロ・アルモドバル監督が
映画で彼女の曲を何度も使い、
コンサートのプロデュースもしている。
勿論アルモドバルは
この映画に過去の記録映像と
現在のインタビューで登場。
チャベーラの歌やインタビューも満載。
LGBTという概念が生まれるずっと前から
チャベーラの存在自体が体現していた。
93年の彼女の人生は最後まで歌と共にあった。
キャサリン・ガンド、ダレシャ・キイ共同監督。
2人の女性監督のパワフルなドキュメンタリー映画だった。

偶然だけど14日に久々に行った
名古屋市美術館で
フリーダの絵も久しぶりに見てきた。


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『ホーリー・キャンプ!』

ハビエル・カルボ、ハビエル・アンブロッシ監督、プロデューサー、
主演マカレナ・ガルシアさんによる
ティーチインがありました。
両監督はパートナー。
アンブロッシ監督とマカレナさんは兄妹。
俳優でもある監督たちが脚本、演出で
舞台公演していたミュージカルの映画化。
シスター達の運営するキャンプ場が舞台。
(アルモドバルの『バチ当たり修道院の最期』への
リスペクトある感じ)
意外な展開でとても面白かった。
本作もLGBT要素がしっかり入ってる。


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『モースト・ビューティフル・アイランド』

幼い娘を亡くしたショックから
故郷を離れ、
NYにいる不法移民のルシアナが
ロシア人オルガに紹介された
秘密パーティーでの仕事は
とんでもなくキケンなものだった…
スペイン出身女優アナ・アセンシオの監督・主演。
とてもハラハラするスリラーであり、
NYで働く不法移民の女性たちを
リアルに力強く描いた作品。
トランプ大統領へのレジスタンス映画⁉︎その②


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『ドス・オリエンタレス』

ソフィア・コルドバ、ソフィア・カサノバ共同監督による、
日本=ウルグアイ合作映画。
ウルグアイ出身の世界的なキーボードプレイヤー
ウーゴ・ファトルーソと
日本人パーカッショニスト
ヤヒロトモヒロ
二人のユニット、ドス・オリエンタレスの
ウルグアイと日本での活動を追った
ドキュメンタリー映画。
ミニコンサートと
ソフィア・カサノバ監督を交えての
ティーチインがありました。
撮影スタッフはほとんど女性だったそうです。
カサノバ監督は女性の感性を伝えられて嬉しいと語っていました。
ミニコンサートでは最後に通路を回って目の前で演奏してくれた!
映画もライブも最高でした。

ドス・オリエンタレスのライブ動画


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『スキン あなたに触らせて』

フリークス達の愛が描かれている
ダークコメディ。
書くと削除されそうな内容。
ホドロフスキーやデヴィッド・リンチ、
クローネンバーグなどが
引き合いに出されている、
26歳の俳優でもあるエドゥアルド・カサノバ監督の長編デビュー作。
(アレックス・デ・ラ・イグレシア監督とカロリーナ・バング夫妻がプロデュース。)
エドゥアルド・カサノバ監督のこのような
ファッションからも…↓
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↑ジョン・ウォーターズ監督
を、意識していると思うが、
映像はスタイリッシュで下品感はない。
テーマ曲はペドロ&カプリシャス「別れの朝」。
スペインの様々なアレンジ版
が何曲も印象的に使われている。
興味ある人は
上に貼ったトレーラー観てね。
Netflixで観れるが劇場鑑賞派の私はスクリーンで。


今週劇場鑑賞した映画

・スウィート17モンスター

・アメリカン・スリープオーバー

・ソウル・ステーション パンデミック

・新感染 ファイナルエクスプレス

・ハローグッバイ

動くな、死ね、甦れ!

・立ち去った女

ほぼ丸ごと未公開!
傑作だらけの合同上映会

・サマーズ・タウン

・ベアフット

・呼吸 友情と破壊

・ミュージック・オブ・チャンス

このところ、ろくにブログが書けてないダメブロガーですが、
映画好きとしては精力的に劇場鑑賞してると思う。
今月すでに劇場鑑賞32本。
(劇場鑑賞年間累計は315本)
ブログ書く時間も惜しくなってる感強くて、
何度目かのブログ危機かなびっくり

10/16〜22日劇場鑑賞映画#キネカ大森 2本立て #スウィート17モンスター #アメ...

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10月16日〜10月22日に投稿したなう

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ブログ更新!『エルネスト/汚れたダイヤモンド/おクジラさま/米軍が最も恐れた男/獣道/軽蔑 デジタルリマスター版/ハリウッドがひれ伏した銀行マン/プロデューサーズ 他 鑑賞映画』https://ameblo.jp/eigajikou/entry-12318903389.html
10/18 5:23

ブログ更新!『ラテンビート映画祭鑑賞作品 ネルーダ 大いなる愛の逃亡者/J:ビヨンド・フラメンコ/チャベーラ/スキン/7日目/ホーリー・キャンプ!/ドス・オリエンタレス 他』https://ameblo.jp/eigajikou/entry-12320516597.html
10/22 4:18

今週劇場鑑賞した映画その①キネカ大森2本立て スウィート17モンスター/アメリカン・スリープオーバー キネカ大森でヨン・サンホ監督作2本連続で ソウル・ステーション パンデミック/新感染 ファイナルエクスプレス/ハローグッバイ/動くな、死ね、甦れ!/立ち去った女
10/22 23:46

今週劇場鑑賞した映画その②ほぼ丸ごと未公開!傑作だらけの合同上映会 キネカ大森 サマーズ・タウン/ベアフット/呼吸 友情と破壊/ミュージック・オブ・チャンス 原作ポール・オースターの小説訳者柴田元幸さんのトークはオースターの新作などの朗読もして下さり、とても素晴らしかった。
10/22 23:55

#ペット安楽死請負人#東京国際映画祭#tiffjp#euthanizer#armo...

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#セクシードゥルガ #sexydurg #インド映画 #東京国際映画祭 #tiffjp #India #southernIndia #kerala #malayalam #南インド #ケララ州 #マラヤーラム語 #sanalkumarsasidharan #iffr #tigeraward #film #movie サナル・クマール・シャシダラン監督 2017年第46回ロッテルダム国際映画祭で最高賞のタイガー・アワード受賞作。 日本では殆ど公開されていない珍しいマラヤーラム語のインド映画。 マラヤーラム語映画一般公開されたのは『チャーリー Charlie』(←心温まる作品です。)くらいではないかな。 冒頭の男性の皮膚をかぎ針のような物で吊って練り歩く奇祭の映像には驚いたが、脚本なしで撮影したという、北インド出身らしいヒンディー語しか通じないドゥルガと、ムスリム男性のカビールのカップルが、ヒッチハイクした車の男達に危険を感じて車を何度降りても追いつかれまた乗せられる繰り返しのシーンには正直唖然。 腰布おじさんとか南インド感は充分味わえたけど。 歌もダンスもなく(実はオチもないです(・_・;)上映時間も85分と短い異色のインド映画、うーむ、珍品じゃないかなぁ。 マーダヴァンとヴィジャイ・セードゥパティのタミル語映画『ヴィクラムとヴェーダ』は面白そうだけど時間合わなくて観られず残念。

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#阿莉芙 #アリフザプリンセス #東京国際映画祭 #alifutheprincess #Alifu, the Prince/ss #tiffjp #王育麟 #ワンユーリン #舞炯恩 #加以法利得 #ウジョンオンジャイファリドゥ #趙逸嵐 #チャオイーラン #吳朋奉 #ウーポンホン #陳竹昇 #チェンジューション #鄭人碩 #チェンレンシュオ #王安琪 #ワンアンチー #胡德夫 #フーダーフー #mattfleming #マットフレミング 『アリフ、ザ・プリン(セ)ス』 主人公のアリフはトランスジェンダーで女性への性転換を望んでいる美容師、同僚のレズビアンのペイチェンとルームシェアしている。昼間は美容院で働き夜はドラァグクイーンのショーがあるクラブでメイクのバイトをしている。 アリフはダンサーのクリスに恋しているが、クリスは公務員でピアノ教師の妻がいて内緒で金曜の夜だけドラァグクイーンをしているのだった。 アリフを気にかけてくれているクラブの経営者シェリーは女性に性転換した人で長年ストレートの男性ウーに恋慕している。 そしてある日、台東の原住民コミュニティの族長であるアリフの父が彼に跡を継ぐようにと言う。 LGBTQがテーマの映画であるが、 台湾原住民のコミュニティ文化を守る父とその子のアリフとの確執を織り込んだのが特徴的。 重苦しい雰囲気にはせずに、 笑いと涙も散りばめ LGBTQの人々の多様性を群像劇として自然に描き、 理解し合う心、寛容性や愛情がもたらす希望も見せる。 アリフ役のウジョンオン・ジャイファリドゥは本業は音楽家、歌手で俳優は初めての経験とのこと。アリフと同じ立場の人たちと交流し良く観察して役作りをしたそう。 他のキャストの演技も素晴らしかった。 『阿莉芙』は、台湾では今年の台灣同志遊行聯盟Taiwan LGBT Pride(2017台湾LGBTプライドパレード)に合わせて、 10月27日に公開。 東京国際映画祭がワールドプレミア。 監督が皆さんも是非一緒にパレードを歩きましょう、と語っていました。 台湾では2019年5月末までに同性婚合法化が確定。これは、アジア初。 ドラァグクイーンのデヴィッド役マット・フレミングさんはイギリスから台湾に来て8年だそうで、台湾のLGBTを受容する変化のスピードはめざましくこの8年間にも随分変わったと語りました。 台湾ニューシネマへのオマージュも感じたし、音楽、映像センスが秀逸。素敵な作品でした。 日本でも一般公開されると良いのになあ。

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アンダーグラウンド フィリピン映画 感想 2017東京国際映画祭ワールドフォーカス

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『アンダーグラウンド』

フィリピン映画

2017年製作

監督・脚本:ダニエル・R・パラシオ

エグゼクティブ・プロデューサー/クリエイティブ・コンサルタント:ブリランテ・メンドーサ

出演:ジョエム・バスコン

マーラ・ロペス


主人公バンギスは家がなく、妻と幼い娘と墓地で暮らしている。

墓掘りの仕事は低賃金なのでとても貧しく、病気になってしまった娘を病院に連れて行くことも出来ない。

(監督がQ&Aで墓掘りの賃金は1日25ペソで病院に行くと1回250ペソかかるのだと教えてくれた)

今まで仲間と棺を暴いて装飾品を盗んで売ることもあったが、

容体がとても悪くなった娘を病院に連れて行く為に

今日埋葬された遺体を盗んで解剖用に売る危険を犯す決心をするのだが…


パラシオ監督は2003年から

映画監督になりたいと独学で勉強していたが、

昨年ブリランテ・メンドーサ監督主宰のワークショップに7日間参加。

始めの2時間で人生が変わったと語っていました。

このワークショップで才能を認められ、

本作が長編第1作でデビュー。

そして今年のサンセバスチャン映画祭ニュー・ディレクターズ部門にノミネートされ、

次席にあたるSpecial Mentionspecial Mention に選ばれました。


監督は墓地で暮らす人々の取材に

7つの墓地を巡ったとのことです。

墓地暮らしの人々は国からも見捨てられ、一生墓地暮らしの人もいるそうで、

何の補助もなく極貧の不衛生な酷い暮らしをしています。

監督はこの状態を映画で知らせて、

政府が医療の改善や援助をして欲しいとの願いを込めました。

しかし、政府機関が腐敗している事情もあるそうです。


臭いがしてきそうな臨場感がありました。

手持ちカメラでの揺れのある撮影は好みが分かれそうですが、

構図や色彩設計、ルックに細かい神経が払われていました。

ドキュメンタリータッチの明確なビジョンがあって撮影されたことが伺えました。

とてもパワフルな作品で俳優の演技も素晴らしかった。

病気の娘のニンニン役の子も上手すぎて驚きました。

監督はアーティストとして映画制作をしていて幸せで死ぬまでやりたいと力強く語っていました。

とても誠実そうな人柄が伝わってきました。

いずれ三大世界映画祭にもエントリーされるような実力のある人だと感じます。

ダニエル・R・パラシオ監督の今後の活躍がとても楽しみです。


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主人公バンギスの住む墓地は国営
時々ガサ入れがあって
住民は皆墓地から追い出されるが、
行く所もないので、
墓地の前の道路で過ごします。
この時は守衛と話しをつけ、
1人25ペソずつ守衛に払い墓地に戻ります。

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左からバンギス役ジョエム・バスコン、
ブリランテ・メンドーサ監督、
ダニエル・R・パラシオ監督、
バンギスの妻バービー役マーラ・ロペス

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今年も公式プログラムに
サインもらってます。

東京国際映画祭で鑑賞した映画については、

インスタからアメブロへの

連携投稿をしているのですが、

(先週鑑賞した9本

『ペット安楽死請負人』

『セクシー・ドゥルガ』

『アリフ、ザ・プリン(セ)ス』

『ザ・ホーム 父が死んだ』

『イスマエルの亡霊たち』

『Of Love&Low 愛と法』

『アンダーグラウンド』

『僕の帰る場所』

『現れた男』

のうち『イスマエルの亡霊』まで6本投稿済みです。

この他先週は

東京国際映画祭前に『サーミの血』

『旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス』

もジャック&ベティで観ました。)


インスタ連携投稿はブログ記事として認めないよ、

という厳しい方もみえるようなのでアセアセ

文章は殆どインスタに投稿したキャプションの

コピペで恐縮ですが、

記事をアップしておきます。

今週も東京国際映画祭で鑑賞した映画は

インスタから連携投稿をするつもりです。

どんどん投稿していく予定なので

読んでいただけたら嬉しいです。


今月は既に43本鑑賞しました。

途中から短評記事も書いてないし、

結局10月公開新作紹介記事も書けてないガーン

ブログ記事書かなきゃブロガー失格だけど、

映画好きとしては積極的に

どんどん観ています…

と、苦しい言い訳キョロキョロ


「なう」のサービスが11月6日で終了して、

投稿内容全部消滅ですね、

なうの1週間のまとめのブログへの自動投稿も

今日が最後。

ブログへ自動投稿したものは消えないらしいから、

今週は一日ごと投稿にしておこう。

インスタ連携投稿もするから、

ジャンジャン(うるさく!?びっくり)

記事上がりますよウインク

しかし、アメブロのブログサービス自体が

終了してしまう時が来たらって考えると、

なんだか虚しくなりません?

私は物質として残る紙媒体が好きなので、

「映画時光」のシネマイーラ会報での連載は、

なんとか死守したいです(苦笑)

次はシネマイーラ9周年の12月号です。

(まだ描いてないですがキョロキョロ)

バックナンバーのブログへのアップも

また再開したいなぁ。

10月23日〜10月29日に投稿したなう

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今週行った美術展 ヨコハマトリエンナーレ2017 星と星座とガラパゴス at 横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館/日産アートアワード2017、BankART Ⅴ 観光 at BankART Studio NYK 横浜で現代アート三昧。
10/23 0:06

‪『ペット安楽死請負人』主人公の副業はペットの安楽死。動物虐待する人や安楽死望む飼主に厳しく説教するが、自分を苦しめた病気で死にそうな父をまだ酷く憎んでいる。70年代の香りするダークなバイオレンス。緊張感ある展開で命やカルマを考えさせられる‬。フィンランド映画。東京国際映画祭‬
10/26 17:59

『セクシー・ドゥルガ』インド映画。日本では殆ど公開されないマラヤーラム語映画。冒頭の男性の皮膚をかぎ針のような物で吊って練り歩く奇祭の映像には驚いたし腰布男性とか南インド感は味わえたけど。脚本なし撮影のヒッチハイクシーンには唖然。うーむ、珍品じゃないかなぁ。東京国際映画祭。
10/27 0:18

‪『アリフ、ザ・プリン(セ)ス』台湾。LGBTテーマだが台湾原住民の文化を守る族長の父と主人公アリフの確執を織り込んだのが特徴的。重苦しくせず生き方の多様性を群像劇で自然に描き寛容性、愛情がもたらす希望も見せる。キャストの演技、音楽、映像センスも秀逸で素敵な作品。‬東京国際映画祭
10/28 3:18

‪『ザ・ホーム 父が死んだ』イラン。嘆き悲しむひとり娘は遺言の献体も拒否。大仰な言動の影に悲しい人生が。彼女の人生の息苦しさに普遍性を感じた。舞台俳優で映画初出演モハデセ・ヘイラトさんの演技が素晴らしい。アスガー・ユセフィネジャド監督の故郷イランのトルコ人コミュニティで撮影。‬
10/29 0:01

‪『Of Love&Low 愛と法』大阪で法律事務所を営む弁護士カップル南和行氏と吉田昌史氏を追うドキュメンタリー。生き辛さを抱えた人に寄り添った彼等の仕事や生活、LGBT活動などを、ロンドン拠点にして来た戸田ひかる監督が温かくも深い洞察力で描写。素晴らしい作品!東京国際映画祭
10/29 2:16

『イスマエルの亡霊たち』映画監督イスマエルの失踪した妻が20年ぶりに戻る。制作中の映画など10の物語が織り込まれ重層的で再見したい。エキセントリックな主人公をアマルリックが強烈な演技。マリオンとシャルロットの共演!ガレルやロルヴァケル等も豪華なデプレシャン映画。東京国際映画祭。
10/29 19:41

今週観た映画その①(東京国際映画祭以外)『サーミの血』昨年の東京国際映画祭では見逃し、1年後にやっと鑑賞。主人公のサーミの少女の意思の強さ!『旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス』ドゥパルドン監督のドキュメンタリー映画を観てない事がとても悔やまれるので是非観たい。
10/29 23:37

今週観た映画その②東京国際映画祭2017鑑賞作品 ペット安楽死請負人/セクシー・ドゥルガ/アリフ、ザ・プリン(セ)ス/ザ・ホーム 父が死んだ/イスマエルの亡霊たち/Of Love&Low 愛と法/アンダーグラウンド/僕の帰る場所/現れた男
10/29 23:45

今週行った美術展「サンシャワー 東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」国立新美術館、森美術館/黄金町バザール2017 他者と出会うための複数の方法/「天下を治めた絵師 狩野元信」展 サントリー美術館/ 現代アートと室町美術を堪能。
10/29 23:59

10月30日に投稿したなう

僕の帰る場所 感想 日本・ミャンマー共同制作映画 東京国際映画祭ワールドプレミア上映 素敵な映画

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『僕の帰る場所』

監督・脚本・編集:藤元明緒


母国より日本での生活が長く、

ミャンマー語が話せない幼い兄弟。

母はできれば母国に帰りたいと考えている。

父の難民申請はなかなか通らない。

そして日本での4人の生活に大きな変化が訪れる。


この映画は日本・ミャンマー共同制作。

2014年に日本とミャンマーで撮影、

その後監督自身による2年半の編集作業の後、

今回の東京国際映画祭でワールドプレミアとなりました。

ミャンマー人の母親と子どもたちの3人は日本で暮らしている実の親子で、

父親役のアイセさんだけはミャンマーから参加。

このメインの4人が俳優ではないのが信じられないくらい自然でした。

撮影スタッフは2~30人いたそうですが、

セッティングが終わって、

撮影本番の時には、

監督、カメラマン、録音技師の3人以外は外に出て待機だったそうで、

どんな映像が撮影されているか分からなかったとのこと。

子どもたちの様子はとても自然で演技とは思えなかったです。

監督も幼い子どもたちがミャンマーから来た知らないおじさん(アイセさん)をパパと呼んでくれるか当初は心配だったそうです。

夫婦役の2人もとても素人には見えませんでした。

最小限のスタッフだけが立ち会い、

カメラを意識させない

自然なカットが撮れるようになるまで待ったのでしょう。

そしてワンカット1時間を超える長回しで撮影もしたそうです。

そのような膨大な撮影素材の中から、

良いシーンを厳選して100分に編集したため時間がかかったのでしょう。


有名な俳優さんとしては

津田寛治さんが参加しています。

撮影は1日だけで、

日本料理屋の板長役。

半日は実際に撮影したお店の板長さんに

料理の仕方を教えてもらい、

その後撮影したそうです。

「厳しい板長さんだったので叱られながら料理を覚えましたが、

自分が叱られた時の板長さんを演じてみたシーンが映画に使われていました。」

と、舞台挨拶で津田寛治さんが語りました。


藤元監督の長編初監督作品です。

日本で暮らし働く外国人の日常、

日本で育った子どもたちが

母国に帰って暮らす様子を、

社会問題として声高に叫ぶのでなく、

同じ時代に生きる人間としての

温かみのある目線で

丁寧に瑞々しく描写しています。

是非一般公開され多くの人に観て欲しいです

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津田寛治さん

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インスタからの連携投稿にしようかと思いましたが、

少し手をかけてブログ記事にしました。

東京国際映画祭では昨日までに15本鑑賞。

インスタ投稿したのはまだ8本ショボーン

鑑賞作品全部投稿できるのか

すでに不安になってるガーン

東京国際映画祭だけでなく、

このところ観て印象深い日本人監督の映画は、

海外拠点に活動している人や、

(『リベリアの白い血』

『Of  Love&Low 愛と法』)

この『僕の帰る場所』のように海外と共同制作した作品。

日本国内のマーケットだけで通用する映画を

観ていないこともあるのだけど。


東京国際映画祭では公開が決まっている作品より、

この機会にしか見れなさそうな作品を優先しているので、

気楽に見られる映画がありません。

ない頭をフル回転だから疲れますアセアセ

でも私は気楽に観られる作品だけでは

満足出来ないから

この疲れは苦痛ではないです。

頭甘やかしてたら早くボケそうなので、

常に刺激が欲しいキョロキョロ

海外旅行にも

もう5年は行っていないし、

出来ない英語を絞り出して話すのも

映画祭の時くらいになってしまってる。

しかも英語しか話せない自分が

なんだかとても情けない

思いをするのも東京での映画祭ならではガーン


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『グレイン』に出演の
ジャン=マルク・バール氏と。
リュック・ベッソン監督
『グラン・ブルー』見てた20代の私に
教えてやりたい(笑)

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ヤスミン・アフマド監督の
分身であるオーキッドを演じていた
シャリファ・アマニさんと。
今年はヤスミン監督作品常連の
アディバ・ヌールさんにも会えたから、
もう、信じられない嬉しさニコニコ

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『タレンタイム』初日に。
『タレンタイム』では
アディバ先生役
アディバ・ヌールさんと。

色々あっても
生きてさえいれば
たまにはいい事もありますネ。

さあ、今日から11月ですね。

10月は49本劇場鑑賞。

年間合計は332本。

今年は400本は超えないと思う。

多分…

質も量も追求してますょキョロキョロ

だけど根がミーハーなんで、

浮かれてごめんなさいアセアセ

11月1日に投稿したなう

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