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劇場鑑賞にこだわり年間400本以上観てきました。世界中の映画を観るのがライフワーク。映画、演劇、音楽、アートなどを書いています。映画感想記事は基本ネタバレなし。告知から3年経ったがんサバイバーです。

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    『おかあさんの木』

    日本映画
    2015年製作 東映配給
    チネチッタ川崎で鑑賞







    ↓『おかあさんの木』予告動画


    監督・脚本:磯村一路
    編集:菊池純一
    原作:大川悦生
    撮影:喜久村徳章
    美術:磯田典宏
    音楽:渡辺俊幸
    出演:鈴木京香
    志田未来
    三浦貴大
    平岳大
    田辺誠一
    波岡一喜
    市川知宏
    松金よね子
    有薗芳記
    菅原大吉
    石井貴就
    細山田隆人
    大鶴佐助
    大橋昌広
    西山潤
    森田彩華
    安藤瑠一
    木場勝己
    大杉漣
    奈良岡朋子

    夫を早くに亡くし女手一つで6人の息子達を
    育てているミツ(鈴木京香)は、
    養子に出した子を含めて、
    7人の息子を次々と戦争に送り出すことになり、
    子どもたちが戦地に赴くたびに
    桐の木を植えてひとりひとりの無事を祈るが、
    息子達の運命は...

    原作は小学校の国語の教科書にも載っている
    大川悦生の児童文学。

    ([お]14-1)
    おかあさんの木 (ポプラ文庫)/大川 悦生



    おかあさんの木 (ポプラポケット文庫 (032-1))/大川 悦生


    磯村監督といえば
    田中麗奈が魅力的だった
    『がんばっていきまっしょい』
    って、古い!?
    でも、これは好きだなあ。
    がんばっていきまっしょい [DVD]/
    田中麗奈,清水真実,葵若菜


    『おかあさんの木』はド直球な映画です。
    捻りはありません。工夫もありません!?(;´▽`A``
    今日本が「戦争をする国」になるかどうかという
    際どい情勢で、
    この映画が戦後70年記念作品として作られる
    意味はあると思うのですが、
    残念ながら映画的な魅力には欠けます。
    一昔前なら吉永小百合が演じそうな母親を、
    鈴木京香が熱演しています。
    そういえば本作に出ている
    志田未来は『母べえ』で
    吉永小百合の娘役でしたね。

    母べえ 通常版 [DVD]/
    吉永小百合,坂東三津五郎,浅野忠信


    『母べえ』に比べると、
    時代考証がちょっと甘いんじゃないか...
    まあ、書き出すと色々とありますが、
    真摯な作品だとは思いますし、
    こんな映画も作れなくなる世の中には
    絶対になって欲しくないのでこの辺で。
    ただ、
    キャストがあまりに地味...(^o^;)
    若い人に見てもらいたいということですけど、
    水曜レディースデーに
    チネチッタの大きな407席の部屋はガラガラでした。
    川崎のシネコン3館全部でかかっているし、
    全国203館で公開中だということですが...
    お客は語りの奈良岡朋子さんと同年代くらいの
    年配の方が殆ど。
    若い子が魅力を感じる工夫をしないと、
    観てもらえないですよねエ...
    私は娘と観ましたが、
    若い子は娘だけでした。(°д°;)
    娘が「若い子に見てもらいたいなら、
    ジャニーズ出さなきゃだめなんじゃない?
    ニノとか出さないと。三浦貴大だけじゃねえ...」と言いました。
    ジャニーズのことはロクに知らない子なんですけどね(^o^;)
    今回は息子役の中で広く知られているのは
    三浦貴大くらいじゃないでしょうか。
    映画に出まくって芸域も広げている三浦君ですね。
    今回は彼に似合っている役かとは思いますが、
    特に印象深いわけではないです。
    『ローリング』(冨永昌敬監督)の彼には期待してます。
    ↓『ローリング』予告動画




    この夏絶対観ようと思っている新作戦争映画は、
    塚本晋也監督の『野火』
    (市川昆監督の『野火』1959年は昨年新文芸坐で観ました。)
    浜松シネマイーラでは7月25日(土)~上映

    ↓『野火』予告動画





    『おかあさんの木』は、
    いかにも「泣かせてやろう」
    みたいなあざとさはないので、
    感動もの、泣ける映画が好みな方には
    オススメできると思います。
    私もミツが気の毒でグッときたところもありましたよ。
    これからの日本で彼女のような体験をする
    母親を絶対に出してはいけないです。
    年配の人たちはこの映画を観て泣けるのなら、
    自分たちの目の前の利益誘導だけ考えて
    選挙の投票をしないでほしいですね。

    電車に乗っていた時に、
    4~5歳くらいの男の子とお母さんが話していて
    男の子の発言にドキッとしました。

    男の子「オレはジイジみたいに長生きするからね。」

    母「そうね、長生きしてね。」
      
    男の子「オレは絶対に戦争には行かないよ。
        戦争している所にも行きたくない。」

    日本がもしアメリカの尾尻について
    戦争をする国になったら
    この男の子のような世代の子どもたちが、
    将来戦争に行かなければ
    ならなくなるのかもしれないのです。
    この男の子の発言を聞いて欲しい大人がたくさんいます。

    私がおススメの反戦映画の傑作は
    深作欣二監督の『軍旗はためく下に』

    軍旗はためく下に 感想 傑作!!
    深作欣二監督・脚本、脚本:新藤兼人、長田紀生。
    左幸子、丹波哲郎他
    ←クリック




    田舎の農家のお母さんとしては、
    割烹着姿もキレイ過ぎる!?鈴木京香


    兄弟の中では出番の多い三浦君
























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    『約束の地』
    『情無用のジャンゴ』
    『怒りの荒野』








    昨日13日の土曜日は、
    春~初夏ヴィゴ・モーテンセン祭!第3弾
    『約束の地』原題:Jauja(ハウハ)
    公開日でしたので、
    ユーロスペースへ初日1回目に駆けつけましたよ!
    気が付いたらもう『約束の地』公開日で、
    『涙するまで、生きる』の1本での感想記事
    まだ書いて無いのに...
    『涙するまで、生きる』は、
    ヴィゴとレダ・カテブの2人が
    アトラス山脈の荒野を行く
    ヒューマンドラマでした。
    『約束の地』はヴィゴ1人が、
    行方不明になった娘を探して
    パタゴニアの荒野を行く映画です。
    ちょっと風変わりな作品でしたよ。
    映しているのはリアルな風景、物、人物、動物なのだけど、
    物語が幻想的な世界に突入して行きます。
    ○○が見ていた物語。とも言える感じ。
    (ネタバレになるので書きません)
    リサンドロ・アロンソ監督の作風は、
    ヘルツウォーク、ホドロフスキー、
    タルコフスキー、リンチ、
    タル・ベーラ、アンゲロプロス、
    コッポラ、アキ・カウリスマキなどを想起させる
    と言われています。
    確かに、確かに。でした。
    で、私が連想したのは、
    『闇のあとの光』のカルロス・レイガダス監督の
    長編第一作『ハポン Japón 』(2002年)と、
    『ユキとニナ』(2010年)
    諏訪 敦彦、イポリット・ジラルド共同監督
    そして、
    ヴェルナー・ヘルツォーク監督の
    『アギーレ 神の怒り』(1972年)でした。

    『約束の地』も1本で書きたいので、
    とりあえずこれくらいで。


    画面は四隅が丸い変形の
    スタンダード・サイズ(アスペクト比1.3:1)。
    35ミリフィルムでロングショットの長回しを多用した
    独特の撮影法をしたカメラは、
    アキ・カウリスマキ作品で有名なティモ・サルミネン。




    ↓『約束の地』予告動画


    ↓公式トレーラー(英語字幕)


    ↑この動画にも使われているテーマ曲は、
    ヴィゴが作曲し、ピアノを弾いています。
    プロデューサーも務め、
    ポスターのデザインやコピーもヴィゴが手掛けました。
    フランス語、スペイン語、英語の字幕の校正もしています。

    『涙するまで、生きる』では、フランス語とアルジェリア語を
    話していたヴィゴは、
    『約束の地』では、スペイン語とデンマーク語を話しています。
    ちなみにヴィゴが使える言語は、
    英語、スペイン語、フランス語、イタリア語、
    デンマーク語、スウェーデン語、ノルウェー語など。
    頭の中どうなってるのでしょう(^o^;)

    『約束の地』は昨年の2014年第67回カンヌ国際映画祭の
    ある視点部門にエントリーされ、
    国際批評家連盟賞受賞。
    ヴィゴは子どもの頃アルゼンチンで過ごした時期があります。
    熱烈サポーターである
    アルゼンチン・ブエノスアイレスのサッカークラブ、
    CAサン・ロレンソ(CAサン・ロレンソ・デ・アルマグロ)の旗を
    カンヌ映画祭のフォトコールでもアピールしていました。↓



    『偽りの人生』のアナ・ピーターバーグ監督とも、
    サン・ロレンソ・クラブで出会ったのがきっかけで、
    出演することになりました。

    偽りの人生 [DVD]/
    ヴィゴ・モーテンセン,ソレダ・ビジャミル,ダニエル・ファネゴ


    今年は、アルゼンチン映画に縁があって、
    これで、5本観ました。


    昨日は『約束の地』を観た後、
    続けて「荒野」もの映画2本でした。
    今、シネマヴェーラ渋谷でやっている
    「イタリア萬歳Ⅱ」で、
    マカロニ・ウエスタンの
    『情無用のジャンゴ』
    『怒りの荒野』
    2本立てです。
    この特集では今週はマルコ・ベロッキオ監督の
    『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』
    『肉体の悪魔』

    の2本立ても観ました。
    今日も
    『熊座の淡き星影』
    『続 荒野の用心棒』
    『ミスター・ノーボディ』
    観ます。

    今週他に観たのは
    『おかあさんの木』
    『エレファント・ソング』(2回目)
    『私の少女』です。






    『情無用のジャンゴ』(1967年)

    監督・脚本:ジュリオ・クエスティ
    トーマス・ミリアン主演
    ホドロフスキーの『エル・トポ』
    ジャームッシュの『デッドマン』に影響を与え、
    タランティーノが大好きで音楽を
    『キル・ビル』や『ジャンゴ 繋がれざる者』で
    使っています。
    これは異色のマカロニ・ウエスタンでした。
    主人公が銃を使うシーンは少なく、
    人間の欲深さが強烈に描かれていました。
    残酷描写が有名な作品ですが、
    今となってはあまりグロくなかったです。








    『怒りの荒野』

    監督・脚本:トニーノ・ヴァレリ
    ジュリアーノ・ジェンマ、リー・ヴァン・クリーフ共演

    これは「ガンマン心得十ヶ条」で有名な作品。
    脚本が上手くて、
    ジュリアーノ・ジェンマとリー・ヴァン・クリーフが
    すごく格好良くて、
    面白かったなあ!


    時間に余裕がなくてコメントを戴ける皆さんのブログに、
    なかなかコメントに伺えず申し訳ございません。m(_ _ )m







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    ブログを更新したので読んでね!『エレファント・ソング/追憶と、踊りながら/朝食、昼食、そして夕食/0.5ミリ/百円の恋/お引越し/夏の庭/アドバンスト・スタイル 先週観た映画の感想』http://ameblo.jp/eigajikou/entry-12037047693.html
    6/10 2:41

    ブログを更新しました。読んで下さい!『おかあさんの木 感想 磯村一路監督・脚本。鈴木京香が7人の息子達を次々と戦争に奪われる母親を熱演。こんな映画が作れる世の中であって欲しいです。』http://ameblo.jp/eigajikou/entry-12037801544.html
    6/12 1:19

    ブログを更新しました。読みに来て下さい! 『『約束の地』観終えてヴィゴ祭終了!荒野映画を3本一気観な1日!『情無用のジャンゴ』『怒りの荒野』マカロニ・ウエスタン2本立てと荒野三昧!』http://ameblo.jp/eigajikou/entry-12038606726.html
    6/14 3:58

    『約束の地』ユーロスペース。「春~初夏のヴィゴ・モーテンセン祭」第一弾『ギリシャに消えた嘘』第二弾『涙するまで、生きる』第三弾『約束の地』全て初日に制覇!『約束の地』映されるのはリアルな風景、物、人物、動物なのだけど、物語が幻想的でちょっと風変わり。ヴィゴの強力サポート作品。
    6/14 4:12

    『おかあさんの木』鈴木京香が熱演。ド直球な真面目さは良いとしてもそれだけでは...『母べえ』的映画だけど時代考証が甘くないか。(志田未来は両方に出演)。若い人に見てもらいたいという事だけど若い観客いなかった。予算問題あってもせめてキャストに若者へ訴求力ある工夫ができなかったか。
    6/14 23:17

    「イタリア萬歳Ⅱ」シネマヴェーラ渋谷。マルコ・ベロッキオ監督の2本。『肉体の悪魔』『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』。『肉体の悪魔』はマルーシュカ・デートメルスの肉体的な存在感が印象的。『愛の勝利を』はドキュメンタリー素材のファシズムの狂気と主人公イーダの狂気が重なって重厚。
    6/14 23:34

    「イタリア萬歳Ⅱ」シネマヴェーラ渋谷。マカロニ・ウエスタンの2本『情け無用のジャンゴ』主人公は特に格好良くはなく、人間の欲深さが強烈に描かれた異色作。『怒りの荒野』「ガンマン心得十ヶ条」などストーリーが面白かった!ジュリアーノ・ジェンマとリー・ヴァン・クリーフがすごく格好良い!
    6/14 23:45

    『私の少女』チョン・ジュリ監督、ペ・ドゥナ、キム・セロン、ソン・セビョク。キム・セロンの怪演 がスゴすぎる!恐すぎ!これからも超楽しみ。ぺ・ドゥナの警察キャリア組女性に対する圧力や同性愛に対する偏見のおぞましさも普遍性を感じる。繊細な演出にキャストが見事な演技で応えている。
    6/14 23:53

    「イタリア萬歳Ⅱ」シネマヴェーラ渋谷。マカロニ・ウエスタンの2本『続・荒野の用心棒』フランコ・ネロがダークな面を持った主人公を無様さも格好良さも含めてダンディーに見せてくれる。『ミスター・ノーボディ』老ガンマンのヘンリー・フォンダとノーボディのテレンス・ヒルコンビの爽快な面白さ!
    6/14 23:59


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    『あん』浜松シネマイーラでは7月25日(土)~
    『私の少女』シネマイーラでは7月11日(土)~24日(金)
    『約束の地』
    『熊座の淡き星影』
    『続・荒野の用心棒』
    『ミスター・ノーボディ』
    『情無用のジャンゴ』
    『怒りの荒野』
    『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』
    『肉体の悪魔』
    『お母さんの木』
    『エレファント・ソング』
    (2回目)

    6月10日~15日に観た映画





    『あん』

    河瀬直美監督はこの『あん』で
    新しいステージへ進みました。
    素晴らしい作品でした!
    河瀬作品でこんなに涙がこぼれたのは初めて。
    樹木希林と永瀬正敏の魂を込めた演技、
    美しいルックや繊細な音響など
    巧みな仕事が見事に結実しました。
    テーマは差別問題で重いですが、
    声高に訴えるのではなく繊細な表現。
    『海街diary』を明日観ますが、
    現時点で『あん』が今年の日本映画マイベスト1です。




    『私の少女』

    イ・チャンドン監督のプロデュースで
    長編映画デビューした
    韓国の女性監督チョン・ジュリの佳品。
    こちらも普遍性のある差別問題を扱っています。
    ぺ・ドゥナが自然な演技で好演です。
    しかしスゴイのがキム・セロン。
    コワイですよ!




    『約束の地』

    これは、ヴィゴ・モーテンセンが強力サポートした、
    アルゼンチンのリサンドロ・アロンソ監督の
    風変わりで独創的な作品です。

    『約束の地』観終えてヴィゴ祭終了!
    荒野映画を3本一気観な1日!
    『情無用のジャンゴ』『怒りの荒野』
    ←クリック


    シネマヴェーラ渋谷特集上映「イタリア萬歳Ⅱ」
    観た作品。


    マカロニ・ウエスタン4本。



    『ミスター・ノーボディ』(1973年)

    トニーノ・ヴァレリ監督、
    監修:セルジオ・レオーネ
    老ガンマン・ヘンリー・フォンダと
    ノーボディのテレンス・ヒルコンビの
    面白くて爽快な作品でした。
    サム・ペキンパー監督が墓場の墓碑銘にされてた(^o^;)




    『続・荒野の用心棒』(1966年)
    原題:Django

    タランティーノが『ジャンゴ 繋がれざる者』で、
    タイトルとテーマソングを使いました。
    フランコ・ネロがダーティーなジャンゴで、
    無茶苦茶します!

    ↓「Django 1966 tribute」





    『怒りの荒野』(1967年)

    監督・脚本:トニーノ・ヴァレリ
    ジュリアーノ・ジェンマとリー・ヴァン・クリーフが
    カッコ良くて、脚本が洒落てて面白かった!




    『情無用のジャンゴ』(1967年)

    監督・脚本:ジュリオ・クエスティ
    トーマス・ミリアン主演。
    「金」に憑りつかれた人間の欲深さが
    強烈に描かれていました。
    これもタラのお気に入り。








    『熊座の淡き星影』(1965年)

    ルキノ・ヴィスコンティ監督
    クラウディア・カルディナーレ、ジャン・ソレル。
    ギリシャ悲劇『エレクトラ』をベースに
    トスカーナ地方旧家の暗い歴史が姉弟に与えた苦悩が
    サスペンスタッチで描かれた作品。
    姉弟の近親愛もヴィスコンティ美学の耽美で華麗な描写。
    これはスクリーンでは初めてで嬉しかった。







    『肉体の悪魔』(1986年)

    マルコ・ベロッキオ監督。
    ラディゲの原作を1960年代を舞台に翻案。
    高校生のアンドレアは
    婚約者のいるジュリアに一目惚れして恋に落ちる。
    バンバン脱ぎまくるマルーシュカ・デートメルスの
    肉体的な存在感が印象的でした。


    アンドレアもイケメン(・∀・)





    『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』(2009年)

    現実のドキュメンタリー素材のファシズムの狂気と
    主人公イーダの狂気が重なって重厚な映画だった。
    ファシズムの浸透課程がリアルで恐ろしい。




    『おかあさんの木』 感想 
    鈴木京香が息子達を戦争に奪われる母親熱演。
    こんな映画が作れる世であって欲しい。
    ←クリック




    『エレファント・ソング』(2回目)

    監督:シャルル・ビナメ
    出演:グザヴィエ・ドラン、ブルース・グリーンウッド
    キャサリン・キーナー、キャリー=アン・モス
    グザヴィエ・ドランは熱演です。
    やはり、突っ込み所が気になって、
    サスペンスフルな物語世界に
    距離感があって乗れなかったなァ。
    評価されている作品なので、
    ドランファンや興味のある方はご覧くださいね。


    以上が10日~15日に観た映画です。
    1本ずつ記事を書く時間がやはりないので、
    とりあえずまとめてみました。
    1日1本ずつ書いても間に合わないし、
    困ったなァヽ(;´ω`)ノ








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    『海街diary』
    2015年製作
    日本映画
    配給:東宝、ギャガ













    ↓『海街diary』予告動画


    ↓第68回2015年カンヌ国際映画祭 公式記者会見


    ↓カンヌ映画祭 公式インタビュー


    ↓カンヌ映画祭 フォトコール


    監督・脚本・編集:是枝裕和
    製作:石原隆
    都築伸一郎
    市川南
    依田巽
    松崎薫
    田口聖
    原作:吉田秋生
    撮影:瀧本幹也
    美術:三ツ松けいこ
    音楽:菅野よう子

    出演:
    綾瀬はるか/香田幸
    長澤まさみ/香田佳乃
    夏帆/香田千佳
    広瀬すず/浅野すず
    加瀬亮/坂下美海
    鈴木亮平/井上泰之
    池田貴史/浜田三蔵
    坂口健太郎/藤井朋章
    前田旺志郎/尾崎風太
    キムラ緑子/高野日出子
    樹木希林/菊池史代
    リリー・フランキー/福田仙一
    風吹ジュン/二ノ宮さち子
    堤真一/椎名和也
    大竹しのぶ/佐々木都
    中村優子/浅野陽子(すずの義母)
    小倉一郎/佳乃と坂下の営業先零細工場の社長

    あらすじは...
    女性と不倫して出奔した父が山形で亡くなった。
    その女性との間に生まれたすず(広瀬すず)
    は、母も先に亡くしていた。
    すずには父が再婚した継母がいたが、
    長女幸(綾瀬はるか)は、
    自分たち三姉妹と暮らさないかとすずを誘う。
    すずは三姉妹(次女佳乃:長澤まさみ、三女千佳:夏帆)
    が暮らす鎌倉に来て、
    古い日本家屋での4人暮らしが始まる。
    祖母の法要に参列するため、
    家を出て北海道で結婚した
    三姉妹たちの母都(大竹しのぶ)が、
    久しぶりに帰ってくる...

    美しく繊細な鎌倉の四季の中で
    四姉妹が丁寧に暮らしながら、
    本当の姉妹、家族になっていく
    現代版松竹大船風家族ドラマ。


    この作品は既にブログ記事を書かれている
    ブロガーさんも多く、
    今週は『海街diary』祭な感じですね。
    全国323館で公開中で、
    興行収入15億円越えが見込める模様。
    是枝監督前作の『そして父になる』は、
    最終興行収入32億円だったので、
    そこまではいかなそうな感じでしょうか。
    それにしてもヒットはしているし、
    皆さんもうご覧になっているか、
    予定してみえるでしょう。
    私がここで特におススメ記事を書かなくてもいいかな。
    な、感じもするのでですが、
    書いておこうと思います。

    「時の流れ」が丁寧に美しく描かれた作品です。
    今までカンヌ映画祭に出品すると、
    自分では意識していなくても
    「小津の孫」と言われ、
    嬉しくはあるけれど、
    正直こそばゆかったという是枝監督。
    今回は吉田秋生の原作に、
    小津映画の世界を感じたので、
    あえて意識したそうです。
    舞台は現代だけど、
    古い日本家屋や庭を大切に手入れして住み、
    漬物や梅酒を漬け、
    料理もきちんと作る。
    そんなちゃんとした日常の中で、
    4人が本当の姉妹、家族になっていく。
    何を盛り込んでいくかでなく、
    何を削ってシンプルな描写にしていくか、
    よく練られています。
    思い出の回想シーンがあったりとか、
    父の写真が出てきたりもしません。
    でも、いなくなってしまった人の気配が、
    直截な描写がなくても感じられます。

    カメラは『そして父になる』に続いての瀧本幹也。
    『そして父になる』はコントラストが強いルックでしたが、
    今回は鎌倉の美しい四季が、
    全体的にやわらかい光のルックで表現されています。
    構図もとても美しいです。
    小津映画を意識したローアングルも取り入れたり、
    花火大会のシーンでは斬新な高所からの構図もあります。
    俳優の芝居は自然なリアリティーがあり、
    構図、画面の美しさと両立していて素晴らしいです。


    音楽は長澤まさみの推薦があったという、
    初めて組んだ菅野よう子。
    いつもの是枝作品と違い
    劇伴的に音楽が多く使われています。
    勿論、繊細な四季の自然の音や
    生活音の邪魔はしていませんが。

    4人姉妹の人物像もそれぞれ魅力的で、
    いきいきとしています。
    撮影現場は楽しかったそうで、
    そんな雰囲気が画面からも感じられます。
    4人それぞれ好演ですが、
    広瀬すずは特に存在感が光っていました。
    長澤まさみのセクシーショットは
    サービスですかね(^o^;)

    脇役は是枝作品常連や、
    今まで出たことがある人、
    初めて参加した人、
    それぞれしっかり締めていました。

    東宝とギャガが配給の映画ですが、
    古き良き時代の松竹大船映画の
    テイストを持った作品です。
    1年かけて撮った鎌倉の美しい四季の風景、
    昭和の丁寧な生活を感じさせる情景、
    などを楽しみたい人、
    4人姉妹の演技を楽しみに見たい人、
    しっかり丁寧に作られた日本映画が観たい人、
    ほろっと来る映画だとも思いますし、
    いろんな映画ファンのニーズに応えている
    大衆性のある映画です。


    私は吉田秋生のコミックは、
    1990年代前半くらいまでしか読んでいなくて、
    この原作も未読なので読んでみたくなりました。
    昨年春からにわか神奈川県民になりました。
    まだ、鎌倉も江ノ島も行っていないので、
    もう少し足の痺れと痛みが良くなってきたら、
    ぜひ出かけてみたいなと思いました。


    夫の出奔後、
    自分も三姉妹を家に残し北海道へ行って再婚した母役の大竹しのぶ。
    ちょっとだらしなくて危うい所のある女性を好演。


    こんなお店があったらいいなァな優しい食堂のおばちゃんの風吹ジュンと
    味のある喫茶店のマスターリリー・フランキー。


    優しいけど優柔不断な綾瀬はるかの不倫相手のドクター役。
    是枝組初参加の堤真一。


    広瀬すずが入ったサッカークラブのコーチ役鈴木亮平も是枝組初参加。


    長澤まさみのダメンズな年下の男は坂口健太郎。


    夏帆の彼氏で元登山家のスポーツ用品店店長役は
    ミュージシャンの池田貴史。


    長澤まさみが営業を一緒に回る、
    都市銀から地元の信用金庫に転職した課長役は、
    是枝組常連の加瀬亮。


    広瀬すずのサッカーチームのメンバーで、
    クラスメイトでもある風太役は、
    『奇跡』にも出演したまえだまえだの弟・旺志郎。


    是枝組4回目の樹木希林は大船の大叔母さん役。
    『あん』でも本作でも間違いのない樹木希林節。
    それぞれ違う役柄を「この人絶対に存在してる」
    というリアリティーで演じ、
    流石で凄い!


    ↑『奇跡』(2011年)のキャスト。
    『あん』で樹木希林と内田伽羅、
    『海街diary』で樹木希林と前田旺志郎が被ってる。


    広瀬すずには通しの台本を渡さない方法で撮影したそう。
    彼女が変わって行く様子の自然さが上手く出ている。
    不幸を経験し、
    大人に背負わされた事情を抱えた
    複雑な内面を秘めた少女を、
    抜群の存在感で演じました。





    『海街diary』はとても完成度の高い作品で、
    誰にでもおススメできる作品です。

    前の記事で『あん』が
    暫定今年の新作日本映画のベスト1と書きました。
    是枝作品は好きで90年代からずっと
    劇場で見続けてきました。
    河瀬直美監督の作品は全部は見ていません。
    彼女の映画はドキュメンタリー作品の方が好きです。
    (是枝監督も河瀬監督もドキュメンタリー出身)
    で、『海街diary』も観てみてどうかというと、
    暫定マイベスト1は『あん』です。
    『海街diary』の完成度の高い
    匠の仕事もとても魅力的ですが、
    心に強く響いて印象深いのは『あん』の方。
    樹木希林と永瀬正敏が「演じる」を通り越した
    役を生きている名演で、
    静かに差別問題を扱った、
    そのテーマ性が深い作品。
    心を引っ掻いてくるモノがある作品が好きな
    私的な好みもあるのですけどね。



    以下は『海街diary』の少しネタバレになるかもな感想です。







    終盤に風吹ジュンの二ノ宮さち子と、
    4人姉妹の亡くなった父が
    同じことを言っていたというくだりがあります。
    「美しいものを美しいと思える心を、
    最後まで持ち続けることができて良かった。」と。
    『海街diary』はこの台詞が言う所の
    「美しさ」を描いているのですし、
    回想シーンなどの直截な表現でなく、
    いなくなってしまった人の「気配」を感じさせる表現に
    こだわっているのだから、
    台詞を違った言い回しにするか、
    台詞でないもので表現して欲しかったなあと思いました。
    この人たちと同じ病で死にかける目に合ったので、
    余計気になってしまうのかもしれません。
    もう一工夫お願いしたかったです。


    おまけで『海街diary』の
    カンヌ映画祭の写真レポート。

    フォトコールで↓










    こんな所も写されてますよ。
    すずちゃんピンヒールで、
    女優してますね。


    公式記者会見で↓





    公式上映前のレッドカーペットで↓


















    テレラマ紙に掲載された
    ジェローム・ボンネット撮影による
    洒落た写真










    0 0



    「イタリア萬歳Ⅱ」シネマヴェーラ渋谷。『熊座の淡き星影』ルキノ・ヴィスコンティ監督、クラウディア・カルディナーレ、ジャン・ソレル。ギリシャ悲劇『エレクトラ』をベースにトスカーナ地方旧家の暗い歴史が姉弟に与えた苦悩をサスペンスタッチで。近親愛もヴィスコンティ美学の耽美で華麗な描写。
    6/15 0:26

    ブログを更新しました!『あん/私の少女/熊座の淡き星影/続・荒野の用心棒/ミスター・ノーボディ/愛の勝利を/肉体の悪魔/情無用のジャンゴ/怒りの荒野/約束の地ほか最近観た映画の短評』http://ameblo.jp/eigajikou/entry-12039393538.html
    6/16 5:25

    ブログを更新しました。読んで下さい。『海街diary 感想 綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず好演四姉妹の現代版松竹大船風若草物語(母のいない)。カンヌ映画祭フォトレポート付!』http://ameblo.jp/eigajikou/entry-12040640157.html
    6/20 3:40

    『あん』河瀬直美監督の新境地。邦画の新作はあまり観れてないけど、本作が只今今年の暫定マイベスト1。樹木希林、永瀬正敏が素晴らしい。俳優の「演じる」「なりきる」を越えた役の人物その人を生きている所を写す演出。ハンセン病の差別問題を扱いテーマは重いが声高に訴えるのではなく繊細な表現。
    6/21 22:51

    『イタリアは呼んでいる』前作「The Trip」2010年日本で劇場公開されなかったのはなぜ?イタリアは人気だから?マイケル・ウィンターボトム監督が「グルメ・旅・コメディー」とはちょっと意外ではあったけどスティーヴ・クーガンとロブ・ブライドンコンビだしね。2人の掛け合いが愉快!
    6/21 23:05

    『海街diary』 綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの4人が本当の姉妹、家族になるまでを鎌倉の四季の中で丁寧に描いた松竹大船映画風の作品。特に広瀬すずの存在感が光っていた。小津映画のアングルを取り入れたりしているが作風がそっくりと言う訳ではなく、是枝監督の現代性がある作品。
    6/21 23:22

    『100歳の華麗なる冒険』『トレヴィの泉で二度目の恋を』キネカ大森名画座2本立て。100歳は『ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中』まで下品じゃないけど予想よりハチャメチャで面白かった。トレヴィはシャーリー・マクレーンとクリストファー・プラマーの2人の演技を観る作品。
    6/21 23:30

    『フルメタル・ジャケット』『アイズ・ワイド・シャット』『バリー・リンドン』『時計じかけのオレンジ』キネカ大森。ムービーマスターズ第1弾スタンリー・キューブリック。時計じかけは30年ぶりくらいに観たけどやっぱり強烈。フルメタルのハートマン軍曹の超下品な罵倒句としごきもやはり強烈だ。
    6/21 23:41

    『ターナー、光に愛を求めて』マイク・リー監督だから、演出過剰な伝記ものには絶対になっていないだろうと思ったが、その通りだった。描写される世界は美しいものばかりじゃないけど、ルックと構図が非常に美しく計算されていて唸った。カンヌ映画祭男優賞受賞のティモシー・スポール他俳優陣も好演。
    6/21 23:54

    『ボッカチオ‘70』シネマヴェーラ渋谷。マリオ・モニチェリ、フェデリコ・フェリーニ、ルキノ・ヴィスコンティ、ヴィットリオ・デ・シーカ、イタリアの4人の名匠監督によるオムニバス映画。マリサ・ソリナス、アニタ・エクバーグ、ロミー・シュナイダーソフィア・ローレンが其々主演で面白かった
    6/21 23:59


    0 0

    『ターナー、光に愛を求めて』浜松シネマイーラ9月19日(土)~10月2日(金)
    『イタリアは呼んでいる』
    『あん』浜松シネマイーラ7月25日(土)~
    『海街diary』
    『100歳の華麗なる冒険』
    『トレヴィの泉で二度目の恋を』
    『フルメタル・ジャケット』
    『バリー・リンドン』
    『アイズ・ワイド・シャット』
    『時計じかけのオレンジ』
    『ボッカチオ‘70』
    『ポケットの中の握り拳』
    『我らの生活』


    6月15日~21日に観た映画







    ↓『ターナー、光に愛を求めて』予告動画


    『ターナー、光に愛を求めて』
    チネチッタ川崎で鑑賞
    原題:MR.TURNER
    2014年製作イギリス・フランス・ドイツ合作映画
    マイク・リー監督
    ティモシー・スポール主演

    この作品は昨年のカンヌ映画祭のコンペ部門出品作で、
    昨年のカンヌ映画祭の記事で紹介してから、
    公開を楽しみにしていました。
    マイク・リー監督だから、
    演出過剰な伝記ものには
    絶対になっていないだろうと確信していましたが、
    その通りでした。
    ターナーは猪みたいにブヒブヒ言って、
    旅をしてはスケッチをして
    絵を描いている。
    女中といきなりセックスしたり、
    元妻が訪ねて来ても無視したり、
    晩年は宿屋の未亡人と暮らす。
    人間性も複雑です。
    マイク・リーがターナーの絵画そのものが
    映画的だと言っています。
    描写される世界は美しい自然の光景もあるけど、
    ターナーが生きた時代(1775~1851)の
    綺麗じゃない情景も描かれる。
    ルックと構図が非常に美しく計算されていて唸りました。
    ここまで完璧な画面設計は滅多にありません。
    撮影監督のディック・ポープは
    カンヌ映画祭芸術貢献賞を受賞。

    私が好きな映画監督たちで、
    画家でもあるジュリアン・シュナーベル監督、
    美術家でもあるスティーブ・マックイーン監督、
    写真家でもあるアントン・コービン監督、
    の作品もルック、構図、画面がとても美しいです。

    アカデミー賞作曲賞にノミネートの
    ゲイリー・ヤーションの音楽もまた
    ターナーの画から生まれたように流れます。
    マイク・リー監督のいつもの脚本のない撮影方法で、
    俳優たちと即興で作っていく有機的な手法です。
    これができる俳優しか出してもらえないです。
    カンヌ映画祭男優賞受賞のティモシー・スポールは、
    ターナーを体現している素晴らしい演技。
    ほかの俳優陣も好演です。
    特に女性は個性的な人物がたくさん出てきます。
    私のブログを読んで下さるブロガーさんは、
    あまり監督を追ってご覧になる方はみえないようですが、
    私はマイク・リー監督も20年以上見続けて来た作家です。
    ストーリーや人物のリアリティーが見事な監督です。
    私は絵描きの端くれではあるので、
    この作品についてはできればまた1本で書きたいです。
    ターナーがヴェネチアへ行くエピソードは、
    予算がなくて撮れなかったそう。
    マイク・リーほどの名監督にもお金が集まらないのか(><;)
    だけど、美術、衣装などの時代考証も素晴らしいです。
    見事な構図↓











    『イタリアは呼んでいる』
    Bunkamura ル・シネマで鑑賞
    原題:THE TRIP TO ITALY
    2014年製作イギリス映画
    マイケル・ウィンターボトム監督
    スティーヴ・クーガン、ロブ・ブライドン主演

    前作「スティーヴとロブのグルメトリップ」原題:The Trip(2010年)
    日本で劇場公開されなかったのはなぜ?
    TVシリーズもあるのです。
    2010年シーズン1と2014年シーズン2に6エピソードずつ、
    12エピソードが放送されました。

    スティーヴとロブのグルメトリップ [DVD]/スティーヴ・クーガン,ロブ・ブライドン,マルゴ・スティリー



    イタリアは日本でも人気だから、
    今回は公開されたのだろうか。
    このシリーズ、マイケル・ウィンターボトム監督が
    「グルメ&旅・コメディー」とはちょっと意外ではあったけど、
    スティーヴ・クーガンとロブ・ブライドンコンビだしね。
    この2人は1965年生まれの同年だけど、
    先に売れていたスティーヴが
    ロブに仕事を紹介したりしてる。
    映画では2人の掛け合い、モノマネ合戦が愉快!
    映画ネタが満載なので、
    これもいずれ書きたいのだけれど。
    クリスチャン・ベールとトム・ハーディー役のロブの声が、
    マスクを取っても聴きとれないと、
    クリストファー・ノーランとやり取りする
    助監督役のクーガンのシーンが私は一番笑えました。
    ウィンターボトムなのに面白い映画です。
    でも、やはりウィンターボトム調というか、
    グルメにも観光にも距離感を置いた冷静さ、
    彼独特の冷たさを感じる。
    太陽が燦燦と降り注ぐイタリア!
    ってルックがあまりなかったし。
    ちょと安心しましたよ(笑)

    それにしても羨ましいのは、
    男性は「仕事だ」と言って出かけたら、
    後はいつ帰ろうが(何してようが!?)勝手って人、
    多くないですか?
    この映画の2人もそうです。
    最近の若い人たちは違うのだろうか。

    私はイギリス映画が好きです。
    マイケル・ウィンターボトム監督作品は、
    好きな作品とそうでもない作品がありますが、
    やはり彼の作品も90年代から観てきました。
    スティーヴ・クーガンが好きです。
    同年なのでなんだか勝手な親しみもあって。
    (マイケル・ウィンターボトムとは
    『24アワー・パーティ・ピープル』が有名。
    2013年製作のやはりウィンターボトム監督とクーガン主演
    の「ミスター・スキャンダル」は、
    「未体験ゾーンの映画たち 2015」で上映されました。
    この頃は体調が悪くて観に行けませんでした(TωT)
    WOWOWでも昨年放送されたけど、
    まだ加入していなかったし、観れてなくて残念(ノ_-。))




    海街diary 感想 綾瀬はるか、長澤まさみ、
    夏帆、広瀬すず好演四姉妹の現代版松竹大船風若草物語
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    新作はこの3本だけ。
    後は旧作、準新作です。



    キネカ大森名画座2本立て。
    「熟年の恋は華麗なる冒険」で、
    『100歳の華麗なる冒険』と
    『トレヴィの泉で二度目の恋を』



    ↓『100歳の華麗なる冒険』予告動画


    『100歳の華麗なる冒険』

    2013年製作スウェーデン映画
    監督・製作・脚本:フェリックス・ハーングレン
    主演:ロバート・グスタフソン

    子どもの時から火薬実験が大好きなアランは、
    ひょんなことから20世紀の重要な歴史上の人物たちと
    関わる流浪の人生を送ります。
    今は100歳で老人ホームにいますが、
    100歳の誕生パーティーから逃げたら、
    たまたまギャングの大金が入ったスーツケースを
    手にすることになり、
    またまたとんでもない冒険が始まります。
    これ原作は未読だけど読みたくなりました。
    『ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中』
    みたいな特殊メイクで、
    ロバート・グスタフソンが青年から100歳を1人で演じてます。
    私はジャッカスクソジジイはWOWOWで観ました。
    すごく下品なんだけど面白くて好きなんです。
    『100歳~』はジャッカス程下品じゃないけど、
    スラップスティック感満載でとぼけたアランが
    重要な歴史上の舞台でおかしなことをやらかして
    笑わせてくれます。
    見逃していたけど今回観られて良かった!

    窓から逃げた100歳老人/


    ヨナス・ヨナソン著
    柳瀬尚紀訳
    柳瀬さん訳ってことだけでも読みたいから、
    ぽちりました。




    『トレヴィの泉で二度目の恋を』
    原題:ELSA & FRED
    2014年製作アメリカ映画
    監督・脚本:マイケル・ラドフォード
    出演:シャーリー・マクレーン
    クリストファー・プラマー
    マーシャ・ゲイ・ハーデン

    『甘い生活』のアニタ・エクバーグに自分を重ね、
    マルチェロ・マストロヤンニと
    トレヴィの泉に憧れるシャーリーは、
    病気で長くはないのだけれど、
    人生を楽しむことに余念がない。
    妻をなくしてマンションの隣に越してきた
    頭がかたくて頑固じいさんのクリストファーに
    ちょっかいを出す。
    シャーリーの夫役でジョシュ・ブローリン父ちゃん、
    バーブラ・ストライサンドの夫というスゴすぎる男、
    ジェームズ・ブローリンが渋くちらと出てました。
    このところシネマヴェーラの「イタリア萬歳Ⅱ」に
    通っていますが、
    『イタリアは呼んでいる』と
    この映画もイタリア絡み。
    最近、アニタは『ボッカチオ‘70』
    マストロヤンニは『エンリコ4世』で観ました。
    『トレヴィの泉で二度目の恋を』は、
    クリストファーとシャーリーの
    元気な姿と演技を楽しむ映画じゃないかな。

    マイケル・ラドフォード監督の映画は、
    『イル・ポスティーノ』
    『ベニスの商人』
    ドキュメンタリーの『情熱のピアニズム』
    を観ていますが、
    『情熱のピアニズム』が一番好き。

    『情熱のピアニズム』伝説の天才ジャズ・ピアニスト 
    ミシェル・ペトルチアーニの太くて短く過激な人生
    ←クリック

    私はトレヴィの泉には20代の時に行ってしまったから、
    まだ行ってみたいところはタヒチなので、
    もし長生きできたら、
    「タヒチのビーチで老いらくの恋」を
    目指そうかな。(^o^;)






    ムービーマスターズ第1弾
    スタンリー・キューブリックの4本をキネカ大森で観ました。
    『時計じかけのオレンジ』以外は、
    スクリーンで未見だったので良い機会でした。



    『時計じかけのオレンジ』1971年
    マルコム・マクダウェル主演。
    これは30年くらい前学生時代にリバイバルで観ました。
    原作を先に読んでいました。
    バイオレンス描写は映像技術の進歩などで、
    もっと強烈な作品が作られているけど、
    人間操作、大衆操作のおぞましさが
    強烈で古びてないし、
    その後こんな映画は作られていないですね。
    今観ても凄い映画です。

    時計じかけのオレンジ 完全版 (ハヤカワepi文庫 ハ 1-1)/
    アントニイ・バージェス





    『バリー・リンドン』1975年

    ライアン・オニール主演。
    アイルランドの農家に生まれたバリー・リンドンの
    波乱の人生を、
    軍隊は全部本物のアイルランド陸軍の歩兵だったり、
    ろうそくの灯りだけでの撮影に、
    NASAのために開発されたレンズを使用したりと、
    完璧主義者のキューブリックが、
    18世紀の再現に力を注いだ歴史劇。
    確かにこのこだわりの大河ドラマは
    スクリーン向けな作品。
    繰り返し観ないと良さが分からない作品だそうです。
    185分もの尺だから頑張って観た感じで、
    私は何回もは無理な気が(;^_^A




    『フルメタル・ジャケット』(1987年)

    『セッション』のJ・K・シモンズの
    しごきと罵倒句が、
    ハートマン軍曹(R・リー・アーメイ)と
    比べられることが多かった気がします。
    う~ん、それにしてもハートマン軍曹の
    下品な罵倒句の方が上じゃない?
    厭戦気分満々になる映画ですよ。
    やっぱ(しつこいけど)
    『アメリカン・スナイパー』観て、
    お国のためとか、家族のためとかで、
    感動してちゃいかんと思うよ。
    マシュー・モディーンはこれでベトナムに行って、
    PTSDで『バーディー』だと、
    思い込んでいた私...

    バーディ [DVD]/
    マシュー・モディン,ニコラス・ケイジ,ジョン・ハーキンス


    『バーディー』(アラン・パーカー監督)
    は1984年で、『フルメタル・ジャケット』の方が後だった...
    いつの映画かも忘れててあかんなァ。




    『アイズ ワイド シャット』1999年

    貞節だと思っていた妻ニコールから、
    意外な性的告白をされ、
    妄想を逞しくしていくトムちん。
    怪しい秘密クラブに潜り込み、
    身に危険も迫る。
    トムちんの演技は正直ちょっと苦手で、
    彼の出演映画は多分20本も観ていないと思う。
    でもこの映画はトムの最高傑作じゃないですか?
    こんな夫婦の闇映画に出たから
    離婚したんじゃないかしらん。
    まあ、セックスで仲直りできるような、
    夫婦の溝は浅いってことでないですか!?
    ちがう!?

    私は1日に劇場鑑賞4~5本することもあります。
    5本観るとさすがに疲れることもあるけど、
    『バリー・リンドン』『アイズ ワイド シャット』
    『時計じかけのオレンジ』を3本続けて観たら、
    疲れました。(^_^;)
    疲れる映画なんてあまりないから、
    これは良い体験ではあります。


    後は、シネマヴェーラの「イタリア萬歳Ⅱ」
    で観た映画。



    『ボッカチオ‘70』1962年

    『デカメロン』の14世紀の詩人ボッカチオが、
    現代に生きていたらという発想で作られた、
    イタリア映画4人の名監督による
    セクシー・コメディー4編のオムニバス映画。
    『自転車泥棒』のネオレアリズモの脚本家
    チェーザレ・ザヴァッティーニの発案企画。

    第1話
    「レンツォとルチアーナ」 Renzo e Luciana 
    監督・脚本:マリオ・モニチェリ、
    共同脚本:ジョヴァンニ・アルピーノ、
    イタロ・カルヴィーノ、
    スーゾ・チェッキ・ダミーコ
    撮影:アルマンド・ナンヌッツィ
    音楽:ピエロ・ウミリアーニ
    主演:マリサ・ソリナス、ジェルマーノ・ジリオーリ

    職場結婚したら退職しなければならないので、
    バレないようにこっそり結婚した
    レンツォとルチアーナの涙ぐましい努力を、
    面白おかしく。

    第2話
    「アントニオ博士の誘惑」Le tentazioni del dottor Antonio 
    監督・脚本:フェデリコ・フェリーニ
    共同脚本:エンニオ・フライアーノ、
    ゴッフレド・パリーゼ、
    トゥリオ・ピネリ、
    ブルネロ・ロンディ
    撮影:オテッロ・マルテッリ
    音楽:ニーノ・ロータ
    主演:ペッピーノ・デ・フィリッポ、アニタ・エクバーグ

    超堅物のアントニオ博士の家の前の広場に、
    アニタ・エクバーグがセクシーなポーズで横たわる
    牛乳の宣伝看板が設置された。
    博士は卑猥だと撤去を各方面に訴えるが、
    撤去されず、だんだんアニタに憑りつかれていく。

    第3話
    「仕事中」 Il lavoro 
    監督・脚本:ルキノ・ヴィスコンティ
    共同脚本:
    スーゾ・チェッキ・ダミーコ
    撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
    音楽:ニーノ・ロータ
    主演:ロミー・シュナイダー、トーマス・ミリアン、
    パオロ・ストッパ

    貴族の若夫婦のケンカをヴィスコンティらしい、
    豪華な演出で。
    貴族の伯爵と新婚のロミー。
    夫は女遊びがスキャンダルになっていて、
    もみ消し対策を取っているところ。
    自分で働きたいと言いだすロミー。

    第4話
    「くじ引き」 La riffa 
    監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
    脚本:チェザーレ・ザヴァッティーニ、フェデリコ・フェリーニ
    撮影:オテッロ・マルテッリ
    音楽:アルマンド・トロヴァヨーリ
    主演:ソフィア・ローレン

    くじ引きで一等だと、
    ソフィア・ローレンのお相手ができるというので、
    おやじたちが騒いでいる。
    こんなゴージャスな娼婦はいないでしょうという、
    ソフィアが圧倒的に美しくセクシー!

    204分の完全版。
    (昔は第1話が削除されての公開)
    長いですが、
    一話一話が面白い。
    豪華な監督&スタッフ&出演者。
    それぞれの素敵な女優の女っぷりが楽しめました。




    『ポケットの中の握り拳』

    マルコ・ベロッキオ監督1965年の26歳のデビュー作。
    鬱屈した性格のブルジョワ家庭の次男
    である主人公のアレッサンドロは
    盲目の母親を崖から突き落とし
    障碍のある弟は風呂に沈める。
    家族、宗教という既存の価値観への
    破壊衝動が描かれたアンモラルな作品で、
    傑作だそうだけど...
    パゾリーニなど名だたる世界の映画人に
    絶賛された作品だそうです。
    確かに印象強くて、
    忘れられないタイプの映画。
    でも、自分はこういう破滅型には
    距離を置いてしまうなあ。
    個人的な思いです。ハイ...
    木下惠介監督の『太陽とバラ』思いだし。
    こちらの破滅型の方が好きであります。




    『我らの生活』2010年

    ↓『我らの生活』予告動画


    監督:ダニエレ・ルケッティ 
    出演:エリオ・ジェルマーノ、ラウル・ボヴァ

    主人公クラウディオ役
    エリオ・ジェルマーノがカンヌ映画祭男優賞受賞。
    現代のネオレアリズモと言われる映画。

    これは観たかった作品です。
    三男の出産で子ども3人を残して
    妻に先立たれるクラウディオ。
    彼がなんとか立ち直るまで。
    マンションの下請け仕事で外国人不法労働者を雇用し、
    資金もヤバイ筋から借りて窮地に陥るが
    お国柄かの家族の絆に救われる。
    子ども達、外国人労働者がとてもリアル。
    少し甘めな着地だろうけど個人的には好き。


    というわけで、先週は既に書いた『あん』も含め、
    13本の鑑賞。
    今年の劇場鑑賞本数100本越えました。
    今日までで114本です。
    最近は新作が少ないですけど。
    今週は『マッドマックス』祭ですね。
    私も観ますがいつになるかなあ。
    当分やってるだろうから急いで観に行かなくても
    良さそうだし。










    0 0

    『コングレス未来学会議』
    原題:THE CONGRESS
    2013年製作
    イスラエル、ドイツ、ポーランド、
    ルクセンブルク、フランス、ベルギー合作映画
    新宿シネマカリテで鑑賞

    松山シネマルナティック 7月25日(土)~



















    ↓『コングレス未来学会議』予告動画


    ↓The Congress 公式トレーラー


    ↓The Congress 公式トレーラーUK版


    監督・脚本:アリ・フォルマン
    原作:スタニスワフ・レム
    撮影:ミハウ・アングレール
    音楽:マックス・リヒター
    出演:ロビン・ライト
    ポール・ジアマッティ
    ハーヴェイ・カイテル
    ジョン・ハム
    フランシス・フィッシャー
    ダニー・ヒューストン
    コディ・スミット=マクフィー
    サミ・ゲイル
    マイケル・スタール=デヴィッド
    マイケル・ランデス
    サラ・シャヒ

    あらすじは...
    若い頃売っ子スターだったロビン・ライトは、
    40代になった今では新作に恵まれない。
    シングル・マザーで娘サラ(サミ・ゲイル)と、
    聴力と視力が失われていく難病アッシャー病を患った
    息子アーロン(コディ・スミット=マクフィー)を
    育てている。
    (ロビンが離婚したショーン・ペンとの間に生まれた
    娘と息子を育てたのは現実)
    ある日エージェントのアル(ハーヴェイ・カイテル)が
    大手映画製作スタジオのミラマウントから、
    (ミラマックス+パラマウント!?)
    オファーが入ったと言う。
    そのオファーは俳優の肉体、表情、感情を完全にスキャンし、
    CGで作ったキャラクターが映画に出演するという契約。
    CG俳優は設定した年齢から年を取らずに、
    スタジオが製作する映画に出演し、
    プロモーションなどもCG俳優が行う。
    スキャンした俳優はスタジオに肖像権を売り、
    多額の報酬を得るが、
    契約後は俳優としての演技や活動は20年間一切禁じられる。
    キアヌ・リーヴスは既に契約しているそうだ。
    ミラマウント社のCEOジェフ(ダニー・ヒューストン)は、
    ロビンに俳優としての限界を説き、
    CG俳優のロビンは34歳の設定にして
    活躍させるからと契約を奨めるが、
    自分が演じる自由がなくなるのでロビンは断る。
    しかし、息子アーロンの難聴の症状が悪化していて、
    失明もすると主治医バーカー(ポール・ジアマッティ)から、
    告げられる。
    ロビンはアーロンの治療や介護の事を考えて、
    出演ジャンルなどの条件をつけて
    ミラマウントと契約し、スキャンすることにした。

    スキャンの担当者はかつて有能な撮影監督だったクリスだった。
    撮影監督としての仕事がなくなり今はスキャン担当なのだ。
    スキャンに臨むロビンにアルがグッとくる告白をするが、
    久々にカッコよくダンディーな
    ハーヴェイ・カイテルの出番はここまで。

    シーンは20年後に移る。
    砂漠の道を64歳になったロビンが車で走っている。
    アブラハマシティで行われる
    ミラマウント社の未来学会議に招かれたのだ。
    アブラハマシティに入るゲートの守衛に、
    ここからはアニメ専用地域になるから、
    この薬を嗅ぐようにとアンプルを渡される。
    それを嗅いでゲートをくぐって走っていると、
    周りの砂漠の景色がアニメ化し始め、
    巨大なクジラやタコが泳いでいたりする、
    ポップでカラフル、サイケデリックなアニメ世界に変わる。
    バックミラーをのぞくと自分もアニメ化していた。
    巨大な飛行船が飛んでいて船体に映画の予告が流れている。
    34歳のままのCGロビンが演じる
    アクション・SFのヒット映画、
    「エージェント・R」の新作の予告編だ。
    未来学会議の会場は巨大なミラマウント・ホテル。
    ロビーではアニメ化した人々が、
    薬を嗅いではいろいろなキャラクターや、
    スターに変身している。
    ベティ・ブープのようなマリリン・モンロー、
    ジョン・ウェイン、
    画家のピカソやフリーダ・カーロなどもいる。
    受付では「あなたは今日6人目のロビン・ライトです。」
    と言われるが、
    誰も年を取ったロビンには気付かない。

    ジェフがロビンに、
    この未来学会で発表される新薬のために
    契約を延長して欲しいと言う。
    その薬はミラマウントが
    日本の製薬会社と提携して開発し、
    ミラマウント・ナガサキ社として売り出す化学薬品。
    新しい娯楽は映画を観るのでなく、
    この新薬を飲んだ人がロビンを自由に想像して操作するのだ。
    新薬の発表をする社長のボブスが、
    特別ゲストとロビンを紹介するが、
    壇上に上がったロビンは聴衆に「目を覚まして」と訴える。
    この訴えは受け入れられずに
    ロビンは壇上から引きずりおろされ、
    ボブスは明日からはアブラハマシティの外も、
    アニメの世界になると発表する。
    そこへ革命軍が襲撃し、
    その中にロビンは娘サラの姿を見つける。
    幻覚誘発剤を吸い込んでいたロビンは、
    ミラマウントでCGのロビン担当だったディランに助けられるが、
    幻覚に襲われ意識がなくなる。

    ロビンは治療できない幻覚病だと診断され、
    治療技術ができるまで凍結されてしまう。
    20年後に目覚めたロビンの所にディランがやってくる。
    ディランはアーロンを探し続けたが見つからないと言い、
    2人は再びアーロンを探しにニューヨークに出かける...

    つい長くなってしまいましたが、
    この後、また実写に戻り、
    またアニメになり...
    物語もどこから現実なのか夢なのか、幻覚なのか...
    そして視点人物も変わるという不思議な世界。
    ミラマウント・ナガサキ社が開発した新薬を飲まなくても、
    なんだか自分の実存が怪しい感覚になる、
    ナチュラル・ハイな摩訶不思議世界に飲み込まれました。
    この映画はとても楽しみにしていました。
    (と、言いながら水曜サービスデーに行ってますが(^o^;))
    近年観たSF映画ではダントツに面白かったです!

    原作はポーランドのSF作家スタニスワフ・レムの
    『泰平ヨンの未来学会議』
    泰平ヨンの未来学会議〔改訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)/
    スタニスワフ・レム


    これをアリ・フォルマン監督が
    ハリウッドを舞台にして大胆に翻案しました。

    アニメーションは1920年代から30年代にかけて
    『ポパイ』『ベティ・ブープ』『スーパーマン』
    などの人気アニメを送り出し、
    宮崎駿監督などに影響を与えている、
    フライシャー兄弟のフライシャー・スタジオの
    アニメーションへのオマージュ。





    他にもフォルマン監督は、
    バンクシーのアート、


    Wall and Piece/Banksy(バンクシー)


    ビートルズのアニメ映画『イエロー・サブマリン』
    イエロー・サブマリン [Blu-ray]/
    ザ・ビートルズ


    今敏監督『パプリカ』
    パプリカ [Blu-ray]/林原めぐみ,古谷徹


    70年代の深作欣二監督作品などの日本映画
    などの影響を受けていると語っています。
    詳しくは「映画秘宝」7月号
    『コングレス未来学会議』の字幕監修もした、
    柳下毅一郎氏とアリ・フォルマン監督の対談を読むと
    いいですよ。

    映画秘宝 2015年 07 月号 [雑誌]/洋泉社


    レムは2006年に亡くなりましたが、
    生前、自分の作品の映画化作品に対しては酷評で、
    「惑星ソラリス」は、
    タルコフスキー版もソダーバーグ版も
    ボロクソだったそうです。
    「コングレス未来学会議」は、
    過去にアンジェイ・ワイダ監督も映画化しようとした
    こともあったそうですが
    資金面などで断念。
    レムはキューブリック級の才能でなければ
    映画化は無理と言っていたそうです。
    でも、今回のアリ・フォルマン監督の作品は、
    レムの遺族もとても気に入っており、
    アニメと実写の融合作品でレムの複雑難解世界を、
    見事に表現したとヨーロッパ映画祭など、
    多くの映画祭でも評価されました。

    ハリウッド映画では、
    モーションキャプチャーを使って
    CG化されたキャラクターが出演する作品も増えていますが、
    今はコスト面で人間よりCG俳優の方が高くつくから、
    人間を使っているけど、
    コスト面が改善されれば、
    ハリウッドの大作映画では、
    人間俳優はあまり仕事がなくなるかもしれません。

    哲学的で難解なんでしょ~!?
    と、構えて観ることはないです。
    監督も気軽に楽しんで欲しいと語っています。
    このサイケでキッチュなドラッグ映画の中の
    パラレルワールドに浸っていると、
    自分自身の実存感覚もおかしくなってきて、
    とても不思議な世界観を味わえます。
    先にも書きましたが、
    SF映画としてとても面白いし、
    今年のマイベスト映画の上位に来る作品です。
    金曜日に鈴木清順監督の、
    『陽炎座』『夢二』『ツィゴイネルワイゼン』の
    ロマン三部作の3本立てを早稲田松竹で観ましたが、
    通ずる幻想世界を感じました。

    この手の映画は詳しく分析したり、
    解説したりするのが得意で好きな方がみえるから、
    そういうこと書くのはお任せして、
    私は「エンタメSF映画」としてご覧になることを
    おススメしたいと思います。

    ハリウッドネタの
    ブラックユーモアが満載で面白いです。
    アメリカ資本は入っておらず、
    イスラエル、ドイツ、ポーランド、
    ルクセンブルク、フランス、ベルギー合作映画で、
    アニメの制作も各国の参加で行われました。
    アリ・フォルマン監督の
    前作『戦場でワルツを』は、
    私の2010年マイベスト1作品です。
    (封切は2009年11月ですが、
    私は浜松シネマイーラで2010年3月に観たので。)
    『戦場でワルツを』のアニメは、
    暗いルックで荒々しい作品でしたが、
    『コングレス未来学会議』は、
    1分あたり1200枚、合計60000枚以上の線画が描かれた、
    ポップでサイケで美しいアニメです。
    手塚アニメのSFものも想起されました。



    戦場でワルツを 完全版 [DVD]/


    ↓『戦場でワルツを』予告動画








    劇中の映画「エージェント・R」はこんなキャラ


    ロビン・ライトは既に
    『ベオウルフ 呪われし勇者』2007年
    ロバート・ゼメキス監督で、
    CGアニメキャラクターになっています。
    この作品は結構好きですよ。
    レイ・ウィンストンがムキムキの
    ベオウルフになってましたね。

    『コングレス未来学会議』のロビンの役は、
    初めケイト・ブランシェットが予定されていましたが、
    アリ・フォルマン監督がロビンと出会ったとき、
    彼女がぴったりと思ったそうです。
    ロビンの方がこの映画のキャラクターには
    リアリティーと説得力があります。
    複雑なキャラクターである自分自身を好演しています。

    ベオウルフ/呪われし勇者 劇場版(2枚組) [DVD]/
    ジョン・マルコビッチ,アンジェリーナ・ジョリー,
    ブレンダン・グリーソン


    『ベオウルフ 呪われし勇者』ウィールソー役のロビン・ライト



    その他の出演者も演技派を集めていて、
    私的には嬉しいメンツ。



    ハーヴェイ・カイテルは残念ながら前半だけ。






    バーカー医師役のポール・ジアマッティは
    前半(上)も後半(下)も出ています。




    ミラマウントCEO役ダニー・ヒューストンは実写とアニメで。
    彼の台詞にはハリウッドの
    ブラックジョークがたくさん。


    聡明な娘サラは、
    革命運動家になります。
    「サラ」はターミネーターからかな?


    サラ役サミ・ゲイル、
    アリ・フォルマン監督、ダニー・ヒューストン




    後半の重要人物、
    ミラマウントでロビン担当のアニメーターだったディランは
    アニメキャラだけで声の出演はジョン・ハム
















    とらやん(byヤノベケンジ)を探せ!?








    未来のNYでは、
    人々はみすぼらしい服を着て、
    薬で幻覚を見ながら、
    ぼんやり歩いている。







    上のアニメのキャラは
    未来学会議に来ていたトム・クルーズ。
    彼もスキャンして肖像権を売り、
    ユニセフでアフリカで食料を配っていたとロビンに話す。
    トム・クルーズの声にそっくり。
    声はトム本人ではなく、
    トム・クルーズのモノマネで売っている、
    エヴァン・ファランテ。
    本人の素顔は似てないけど、
    サングラスをかけてモノマネするとそっくり!

    エヴァン・ファランテ


    トムになったエヴァン


    ↓エヴァン・ファランテのトム・クルーズのモノマネ動画
     面白いですよ!





    ロビンの息子アーロン役は
    コディ・スミット=マクフィー。
    アーロンは自分がライト兄弟の後継者と信じ、
    巨大な凧を作り続けている。


    なぜ、コディ・スミット=マクフィーを最後にしたか(笑)
    彼は『ザ・ロード』2009年
    ジョン・ヒルコート監督
    でヴィゴ・モーテンセンの息子役。
    母親役はシャーリーズ・セロンで、
    シャーリーズは今、
    ロビン・ライトの元夫ショーン・ペンのパートナー。
    これって何か因縁がある!?

    コディは『ぼくのエリ 200歳の少女』の
    ハリウッドリメイク『モールス』で
    クロエちゃんと共演。



    『猿の惑星:ジェネシス』にも出演。

    新作はマイケル・ファスベンダー共演の
    ジョン・マックリーン監督
    「Slow West」(スロウ・ウエスト)2015年
    イギリス・ニュージーランド合作の西部劇。

    これ、観たいけど、公開されるかしらん。
    ↓「Slow West」(スロウ・ウエスト)公式トレーラー






    そして、コディは来年2016年公開の
    「X-MEN:アポカリプス(原題)」で、
    ナイトクローラー役です。
    ここでもマイケル・ファスベンダーと共演です。

    私はもうアメコミ映画は卒業のつもりです。
    30年以上観てきたしね。
    好きなロキも出ないから
    『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』
    観ない予定。
    (WOWOWで放送されたら観るかもですが。)

    でも、X-MENだけは例外的に観る予定。
    マカヴォイ、ファスベン、ニコラス・ホルトと、
    お気に入り俳優が出てるし、
    X-MENだけは付き合う予定(^_^;)
    あと、もし大好きな『ウォッチメン』続編が作られたら
    これは観ますよ。



    で、コディ・スミット=マクフィーです。
    彼は今19歳です。大きくなりました。



    『ザ・ロード』
    ザ・ロード スペシャル・プライス [Blu-ray]/
    ヴィゴ・モーテンセン,コディ・スミット・マクフィー,
    ロバート・デュヴァル











    そう、↑これがやりたかったんですね(;^_^A





    ロビン・ライトの出世作
    『プリンセス・ブライド・ストーリー』も
    パロディ的に使われています。

    ロビンと息子ホッパーと娘ディラン





    東京アニメアワードフェスティバル2015の
    短編コンペティション部門の審査員として来日した
    アリ・フォルマン監督と山村浩二監督の
    『コングレス未来学会議』についての対談記事は、

    ここ←クリック

    『ホドロフスキーのDUNE』で最後に、
    ホドロフスキーが「ホドロフスキーのDUNE」を
    作れるのは唯一、クレイジーなアニメーション監督だろう。
    と、語っていたのを見て、
    アリ・フォルマン監督は、
    「私に作れという事ですか?」と
    ホドロフスキーにメールし、
    パリに会いに行ったそうです。
    ホドロフスキーに
    ストーリーボードを見せてもらい、
    アニメ版を作るのに資料も充分だった。
    でも、デザインに版権上の問題があるらしい。
    フォルマン監督が、
    自分のチームでぜひ作りたいと頑張っているけど、
    まだ作れるかどうか分からないそうです。
    (映画秘宝の記事より)
    これは絶対に観てみたい!
    版権上の問題が解決して欲しいです。

    ホドロフスキーのDUNE [DVD]/
    アレハンドロ・ホドロフスキー,ミシェル・セドゥー,H.R.ギーガー



    今週は新作2本、『グローリー 明日への行進』と、
    『コングレス未来学会議』。
    名画座で旧作7本観ました。
    病院で検査・受診もあり、
    美術展も2つ行きました。
    今日、『雪の轍』と
    シネマヴェーラで渋谷実監督作を2本観ます。
    こういう長い記事は、
    もう最後にしようかと思ってます。
    新作の感想記事は短めに1作品ずつ、
    名画座で観た作品はまとめて書こうかと
    考え中です。










    0 0



    『ポケットの中の握り拳』シネマヴェーラ。マルコ・ベロッキオ監督1965年の26歳のデビュー作。鬱屈した性格の主人公のアレッサンドロは盲目の母親を崖から突き落とし障碍のある弟は風呂に沈める。家族、宗教という既存の価値観への破壊衝動が描かれたアンモラルな作品で、傑作だそうだけど...
    6/22 0:27

    『我らの生活』シネマヴェーラ。三男の出産で子ども3人を残して妻に先立たれた男が立ち直るまで。マンションの下請け仕事で外国人不法労働者を雇用し、資金もヤバイ筋から借りて窮地に陥るがお国柄かの家族の絆に救われる。子ども達、外国人労働者がリアル。少し甘めな着地だろうけど個人的には好き。
    6/22 0:56

    ブログを更新しました。『ターナー/イタリアは呼んでいる/100歳の華麗なる冒険/トレヴィの泉で二度目の恋を/ボッカチオ'70/我らの生活/ポケットの中の握り拳/キューブリック4作他』http://ameblo.jp/eigajikou/entry-12042073496.html
    6/24 0:06

    『コングレス未来学会議』新宿 シネマカリテ。作品中で飲むとロビン・ライトのキャラクターを自由に操作できる新薬が開発されるけど、映画を観てると自分の実存が怪しくなる感覚が薬なしでナチュラルに楽しめてとても面白かった!本当にホドロフスキーのDUNEを監督して欲しいアリ・フォルマン。
    6/27 0:45

    ブログを更新しました。読みに来て下さい。『コングレス未来学会議 感想 レムの原作をアリ・フォルマン監督が実写とアニメの融合世界で大胆に翻案。今年のマイベスト上位入り作品です。』http://ameblo.jp/eigajikou/entry-12043581825.html
    6/28 4:51

    『エンリコ4世』1984年マルコ・ベロッキオ監督マルチェロ・マストロヤンニ、クラウディア・カルディナ―レ。20年前に仮装行列で落馬し頭を打ち自分をエンリコ四世と思い込んだ男。彼を治そうと精神科医と元カノが来る。実は彼は狂っていなかった。意外性に説得力を持たせるマルチェロの演技力。
    6/28 23:37

    『グローリー 明日への行進』エイヴァ・デュヴァネイ監督。1965年セルマでのキング牧師と全国から集まった人々の闘いを力強く描く。黒人女性監督作品がアカデミー賞受賞するのはヒラリーが大統領になるより難しいのが現実か。好演だけどキング牧師はじめ主要な役の俳優が英国人なのも気になる所。
    6/28 23:51

    『雪の轍』ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督。昨年のカンヌ映画祭パルムドール受賞作。3時間16分の長い会話劇に引き込まれた。チェーホフ、ドストエフスキーの小説がベースにあるが知らなくても問題ない。どの登場人物からも人間の精神性が露わになる普遍性を感じて心がヒリヒリする。充実の長丁場。
    6/28 23:59


    0 0

    『雪の轍』浜松シネマイーラでも上映

    『グローリー 明日への行進』
    浜松シネマイーラでは9月12日(土)~10月2日(金)

    『三人吉三 NEWシネマ歌舞伎』

    『コングレス未来学会議』

    『メビウス』

    『エンリコ4世』

    『時の重なる女』

    『眠れる美女』

    『陽炎座』
    『夢二』
    『ツィゴイネルワイゼン』

    『本日休診』
    『好人好日』



    6月23日~30日に観た映画





    『雪の轍』

    角川シネマ有楽町で鑑賞
    2014年トルコ、フランス、ドイツ合作
    原題:KIS UYKUSU
    英題:Winter Sleep
    監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
    出演:ハルク・ビルギネル、メリサ・ソゼン
    デメット・アクバァ、アイベルク・ペクジャン

    昨年のカンヌ映画祭パルムドール受賞作。
    3時間16分の長い会話劇に引き込まれた。
    チェーホフ、ドストエフスキーの小説が
    ベースにあるが知らなくても問題ない。
    どの登場人物からも人間の精神性が
    露わになる普遍性を感じて
    心がヒリヒリした。
    充実の長丁場。

    会話劇は眠くなることがあるけど、
    この作品は静かなのに、
    心にグサグサ突き刺さる会話に引き込まれて、
    眠くなるどころではなかったです。
    一昨年のパルムドール『アデル、ブルーは熱い色』は、
    アデル・エグザルコプロスとレア・セドゥの
    濡れ場は確かに綺麗だったけど、
    多過ぎ長過ぎで正直退屈しちゃった。
    『雪の轍』はそういう見所はないけど、
    人間ドラマ的に深くて刺激的。
    ロシア文学の専門家2人、沼野充義氏(主にチェーホフ)
    亀山郁夫氏(主にドストエフスキー)のトーク付の回で、
    観たので、それも含め、
    これはまた1本で書く予定。
    『マッドマックス』とは対極にあるような映画だけど、
    『雪の轍』も確かにワールドワイドに
    普遍性のある作品なのです。

    image


    昨年のカンヌ映画祭で、
    タランティーノとユマ・サーマンから、
    パルムドールのトロフィーを受け取る
    ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督





    『グローリー 明日への行進』

    TOHOシネマズ川崎で鑑賞
    2014年アメリカ映画
    原題:SELMA
    監督:エイヴァ・デュヴァネイ
    出演:デビッド・オイェロウォ、トム・ウィルキンソン
    キューバ・グッディング・Jr.、カーメン・イジョゴ
    ロレイン・トゥサント、ティム・ロス
    オプラ・ウィンフリー、テッサ・トンプソン

    1965年セルマでのキング牧師と
    全国から集まった人々の闘いを力強く描く。

    キング牧師のデビッド・オイェロウォは熱演で素晴らしい。
    アカデミー賞主演男優賞ノミネートもれて気の毒。
    デビッド・オイェロウォも、
    妻のコレッタ役カーメン・イジョゴも、
    ジョンソン大統領役トム・ウィルキンソンも、
    ジョージ・ウォレス州知事役ティム・ロスも、
    好演なのですが、
    この主要な役の俳優が皆英国人なのは気になる所。
    (他のアメリカ人キャストも良いです。)

    黒人女性監督作品がアカデミー賞受賞するのは
    ヒラリーが大統領になるより難しいのが現実か。
    オプラが大統領に立候補したらどうなんだろ。
    これも1本で書きたいところですが。

    映画観るとこの「Glory」が今まで以上にグッときます。
    ↓Common, John Legend









    『三人吉三 NEWシネマ歌舞伎』

    チネチッタで鑑賞
    2015年日本映画
    監督:串田和美
    出演:中村勘九郎、中村七之助、
    尾上松也、笹野高史、坂東新悟、
    中村鶴松、真那胡敬二、大森博史、
    笈田ヨシ、片岡亀蔵

    ↓『三人吉三 NEWシネマ歌舞伎』予告動画


    渋谷のシアターコクーンで上演された歌舞伎の名作を、
    演出・美術を担当した串田和美が
    監督を務めて新たな作品として映像化。
    ということで、
    劇場中継的な映画ではなかったです。
    串田和美は記録映画でなく、
    劇場の記憶を映画化した
    記憶映画だと言っています。
    ゲキ×シネも観たことなく、
    シネマ歌舞伎も初めてでした。
    30分の解説付きの回で観て勉強になりました。
    映画は迫力ありました。
    本物の舞台で観たくなってしまいます(^o^;)
    解説者の方が、
    串田さんが歌舞伎に敬意を払って
    作ったお芝居だと言われていました。
    時代劇に上手く「三人吉三」を融合させた
    あるいは「三人吉三」を斬新な時代劇にした、
    そんな感じじゃないでしょうか。
    歌舞伎は門外漢なので
    そのあたりが良く分からないです(;^_^A
    音楽、舞台装置、美術が斬新でした。




    『コングレス未来学会議』

    コングレス未来学会議 感想
    レムの原作をアリ・フォルマン監督が
    実写とアニメの融合世界で大胆に翻案!
    ←クリック






    『メビウス』

    キネカ大森で鑑賞
    2013年韓国映画
    監督:キム・ギドク
    出演:チョ・ジェヒョン、ソ・ヨンジュ
    イ・ウヌ(イ・ウンウ)

    見逃していたので観ました。
    『さよなら歌舞伎町』で好演していたイ・ウヌが
    母親役と常連チョ・ジェヒョン演じる夫の愛人役二役を怪演。
    当時15歳ソ・ヨンジュもスゴイ。
    性欲家族内循環の悪夢的コメディーか。
    滑稽さが強調されているので重くなかった。
    完全版はヴェネチア映画祭でしか上映されていません。
    完全版を見たらもっとグロくて、
    ゲンナリするのだろうか?
    イ・ウヌのバスト○○疑惑!?で、
    どうも目が行っちゃいましたよ(苦笑)




    シネマヴェーラ渋谷「イタリア萬歳Ⅱ」で観た作品。



    『エンリコ4世』

    1984年イタリア映画
    マルコ・ベロッキオ監督
    出演:マルチェロ・マストロヤンニ、クラウディア・カルディナ―レ

    20年前に仮装行列で落馬し頭を打ち
    自分をエンリコ四世と思い込んだ男。
    彼を治そうと精神科医と元カノが来る。
    実は彼は狂っていなかった。
    意外性に説得力を持たせる
    マルチェロの演技が素晴らしかった。




    『眠れる美女』

    2012年イタリア・フランス合作映画
    マルコ・ベロッキオ監督
    出演:イザベル・ユペール、トニ・セルヴィッロ、
    アルバ・ロルヴァケル

    イタリアの実際の尊厳死を巡る論争の状況下を舞台に、
    妻の延命装置を外した政治家と娘、
    植物状態の娘を看病する
    引退した名女優の母と俳優志望の息子。
    薬物中毒で自殺願望のある女性と助けた医師。
    3組のドラマと葛藤をナイーブに描き
    観る者に思考を促す作品。




    『時の重なる女』

    2009年イタリア映画
    ジュゼッペ・カポトンディ監督

    主演のロシア人女優クセニア・ラパポルトが
    2009年第66回ヴェネチア映画祭女優賞受賞。
    彼女はジュゼッペ・トルナトーレ監督
    『題名のない子守唄』でも好演。
    ミステリーが似合う女優かな。
    ストーリーは何度かひっくり返る。
    それよりオチに意外感があった。


    シネマヴェーラ渋谷「渋谷実のおかしな世界」で観た作品





    『本日休診』

    1952年 松竹
    出演:柳永二郎、三國連太郎
    佐田啓二、鶴田浩二
    岸恵子、淡島千景
    長岡輝子、角梨枝子、
    望月優子、田村秋子

    全然休診にならない柳永二郎の人情家の町医者。
    戦争で気が触れた元陸軍中尉の三國連太郎、
    与太者青年鶴田浩二、
    純な佐田啓二他の豪華キャストの
    戦後の世相が出ているスラップスティック・コメディー。
    とても軽妙で面白かった。
    気が触れた中尉役の三國連太郎さんが怪演。
    みんな彼に振り回されつつ可愛がっています。
    バカな失敗ばかりして重みはまだない
    チンピラ青年の鶴田浩二さん、
    純情青年が似合っていた頃の佐田啓二さんなどを
    観ているだけでにやけてきます。
    戦後の貧しい庶民の暮らしも描いていますが、
    必ず笑いに持って行くところが楽しい。






    『好人好日』

    1961年 松竹
    出演:笠智衆、岩下志麻
    淡島千景、川津祐介
    乙羽信子、北林谷栄
    高峰三枝子、織田政雄
    小川虎之助、三木のり平

    笠智衆がいつも雨靴を履き
    コーヒーが大好きな変人の数学教授を
    ひょうひょうと軽く演じていました。
    小津安二郎作品、木下惠介作品とは違った
    笠智衆さんの軽い雰囲気が、
    なんともおかしいです。
    文化勲章を泥棒に盗まれてもわれ関せずの先生で、
    周りが困って、てんやわんやの騒ぎ。
    岩下志麻、川津祐介カップルが初々しい。
    川津祐介姉の後家役乙羽信子さんも笑いのツボ。
    娘の岩下志麻が実は戦災孤児だという、
    戦後がまだ身近だったことが、
    面白いコメディーの中に何気にちゃんと描かれています。


    早稲田松竹クラシックス鈴木清順監督「浪漫三部作」







    『ツィゴイネルワイゼン』
    1980年
    原作:内田百閒
    原田芳雄、大谷直子
    藤田敏八、大楠道代
    真喜志きさ子、麿赤兒
    樹木希林、玉川伊佐男

    『陽炎座』
    1981年
    原作:泉鏡花
    松田優作、大楠道代
    加賀まりこ、楠田枝里子
    大友柳太朗、東恵美子
    麿赤兒、沖山秀子
    玉川伊佐男、佐野浅夫
    伊藤弘子、佐藤B作
    原田芳雄、中村嘉葎雄

    『夢二』
    1991年
    沢田研二、毬谷友子
    宮崎萬純、広田玲央名
    宮城千賀子、長谷川和彦
    麿赤兒、余貴美子
    原田芳雄、大楠道代
    坂東玉三郎

    これはお得でスゴイ3本立て(1300円)と、行って来た。
    (スクリーンで観ていなかったので)
    鈴木清順監督の
    男も女も映像も妖しく耽美な世界にどっぷり浸った。
    個人的には不気味で
    生死不明な幻想世界に引き込まれる
    『ツィゴイネルワイゼン』が一番好き。
    今時こんな手の込んだ映画撮れないね。


    6月23日~30日に観た映画は13本
    6月の劇場鑑賞は46本
    今年の累計は126本

    昨年秋から今年の春まで闘病中に
    見逃した作品が多かったです。
    (抗がん剤の後遺症が残っており、
    まだ完全に健康になったわけではなくて、
    病院通いもあります。)
    見逃した作品は名画座で観たり、
    WOWOWで録画もしていますが、
    なかなか追いつきません。
    昨年のベストテンとか、
    今年の上半期のまとめとかしておきたいなあと、
    考えてはいるのですが...


    7月から新作はなるべく1本で書きたいと思っています。









    0 0

    6月に行った美術展

    『マグリット展』

    『ボッティチェリとルネサンス』

    『ユトリロとヴァラドン 母と子の物語』











    『マグリット展』
    六本木 新国立美術館

    これは絶対に行きたかった企画展でした。
    「ゴルゴンダ」や「恋人たち」など、
    超有名作品もあったし、
    戦中のルノワール調の明るい絵を描いていた時代の作品や、
    戦後すぐに発表し、黙殺された戯画調の作品もありました。
    作家人生が網羅されていてとても見応えのある展覧会でした。










    『ボッティチェリとルネサンス フレンツエの富と美』
    渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアム


    しょっちゅう前を通っているのに、
    なかなか行けず、
    『イタリアは呼んでいる』を、
    ル・シネマで観た帰りに行きました。

    ボッティチェリの作品は17点とあまり多くなかったけど、
    ルネサンス期のフィレンツェの金融業の発展の様子、
    芸術支援の経過などが分かる展示でした。
    ボッティチェリの「春」「ヴィーナスの誕生」などは、
    25年程まえにフィレンツェのウフィツィ美術館で観ています。
    色々忘れてしまうことが多いですがこれは鮮明に記憶されています。






    『ユトリロとヴァラドン 母と子の物語』
    新宿 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館


    ユトリロは特別好きではないけれど、
    母のシュザンヌ・ヴァラドンの画を観たくて行きました。
    彼女はルノワールやロートレックのモデルも務めている美人。
    18歳の時に産んだユトリロはマザコンでした。
    ヴァラドンのデッサン力は素晴らしく、
    画がとても力強かったです。
    当時女性が描くことはまずなかった裸婦の画も
    たくさん残しています。
    素敵な作品が集まっていました。

    展示にあった作品ではないですが。




















    ヴァラドンのネコの画集めました。
    この母子には壮絶なドラマがあります。
    興味のある方は調べてみてね。


    今回の記事は映画記事でないから
    多分コメントも来ないかと思い、
    備忘録的に書いておきました。
    なので説明殆どなしの不親切な記事ですみません。



    マグリットの「人の子」The Son of Man の、
    ヒース・レジャーのジョーカーのパロディ画があったので↓





    0 0

    『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』
    TOHOシネマズ川崎で鑑賞
    原題:Kurt Cobain:Montage of Hec
    (カート・コバーン:モンタージュ・オブ・ヘック)
    2015年製作 アメリカ映画







    ↓Kurt Cobain: Montage of Heck 公式トレーラー
    日本語版よりこちらがおススメ。


    ↓カート・コバーンに迫る!
    映画『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』予告編動画


    監督・製作・脚本:ブレット・モーゲン
    製作総指揮:フランシス・ビーン・コバーン
    音楽:カート・コバーン、ニルヴァーナ
    製作会社:HBOドキュメンタリー映画
    ユニバーサル·ピクチャーズ·インターナショナル·エンターテイメント
    コンテンツグループ

    「モンタージュ・オブ・ヘック」は、
    監督がコートニーから鍵を渡されて、
    カートの遺品が収納されている倉庫で見つけた、
    カートが1988年に作ったカセット・テープの題名。

    カート・コバーン(1967年~1994年)
    とコートニー・ラブの娘
    フランシス・ビーン・コバーンが
    製作総指揮(エグゼクティヴ・プロデューサー)
    として関わり、
    コートニーも注文を付けずに協力したため、
    監督がカートの遺品の資料を自由に使って、
    カートの人生をドキュメンタリー映画にまとめました。
    インタビューに答えるのは、
    カートの家族(父、母、義母、妹、コートニー)
    と元ニルヴァーナのベーシスト
    クリス・ノヴォセリック
    といった極めて身近な人たちだけ。
    カートの子ども時代からの絵や日記を、
    アニメーションにしたり、
    カートが撮影したホームビデオ映像などで、
    とてもパーソナルなコバーンが描かれています。
    居場所のなかった悲惨な少年時代からの深い孤独、
    コートニー、フランシスと家族3人の幸せそうな映像に
    胸が詰まりました。
    このドキュメンタリーは海外でとても評価が高く、
    日本公開されたらぜひ観たいと思っていました。
    音楽も大音響で聴けて良かったですよ。

    しかし、問題が...
    これ、ライブ・ビューイング・ジャパン配給で、
    1週間限定公開、2200円の特別料金。
    この特別均一料金は高い!
    (前売りでも2000円。
    サービスデー除外。ポイント鑑賞不可。)
    高くても観たい人だけ観ればいいわけですが、
    ファンの足元を見るようなこの商法、
    納得いかないな私は!゛(`ヘ´#)
    2200円払うのは嫌なので、
    楽天決済払いでポイント使って千円にしましたよ。
    それでも、1200ポイントも使ってしまったから、
    残念な気持ちがありましてね。o(TωT )
    なんだか貧乏性な話ですみません。
    だったら観なきゃいいだろ!
    と、言われる方もいらっしゃると思いますが...
    そうそう、本編上映後に
    監督のインタビューがありましたよ。
    これは劇場限定の特別映像でした。
    しかし、作品が良くても、
    なんだか料金にすっきりしなくて残念でした。
    (ここだけの話、YouTubeにフル・ムービーありましたよ)




























    フランシス、コートニー、
    ブレット・モーゲン監督




    ↓Nirvana - Smells Like Teen Spirit


    ↓Nirvana Live at Reading 1992(full concert)



    ロッキングオン8月号で、
    この映画の特集組んでます。
    ロッキングオン 2015年 08 月号 [雑誌]/



    前回の美術展の記事には
    映画記事でないから
    コメントもらえないかと予想していましたが、
    コメント戴けました!
    どうもありがとうございます☆-( ^-゚)v
    今回の方がヤバいかも(^o^;)

    今週から新作は1本ずつ書くつもりで、
    毎日更新しなきゃ間に合わないけど、
    今週は新作映画を観ていて、

    『三人吉三 NEWシネマ歌舞伎』
    迫力のコクーン歌舞伎の舞台映像。

    『アリスのままで』
    ジュリアン・ムーアの演技が素晴らしい。

    『きみはいい子』
    暫定新作日本映画マイベスト1をこの作品に更新!

    『悪党に粛清を』
    マッツとエヴァ姐さんの大人し目な西部劇。

    今日は『フレンチアルプスで起きたこと』
    を観ます。

    もう既に1本ずつ記事化は追い付かないや(;^_^A








    0 0

    『アリスのままで』
    浜松シネマイーラでは7月24日(金)まで上映中
    109シネマズ川崎で鑑賞
    2014年製作 アメリカ映画
    原題:Still Alice















    ↓公式トレーラー


    ↓ジュリアン・ムーアのコメント付き予告動画


    監督:リチャード・グラツァー
    ウォッシュ・ウエストモアランド
    編集:ニコラ・ショードゥルジュ
    製作総指揮:クリスティーン・ヴェイコン
    マリア・シュライヴァー
    製作:レックス・ルッツス
    ジェームズ・ブラウン
    パメラ・コフラー
    原作:リサ・ジェノヴァ
    撮影:ドニ・ルノワール
    音楽:アイラン・エシュケリ
    出演:ジュリアン・ムーア
    クリステン・スチュワート
    アレック・ボールドウィン
    ケイト・ボスワース
    ハンター・パリッシュ

    あらすじは...
    コロンビア大学の教授で
    著名な言語学者のアリス(ジュリアン・ムーア)。
    夫ジョンは仕事中毒な医学博士(アレック・ボールドウィン)。
    長女アナは法科大学院出(ケイト・ボスワース)、
    長男トム(ハンター・パリッシュ)は医学院生と、
    子どもの2人はエリート。
    次女のリディア(クリステン・スチュワート)は、
    大学に行かずロサンゼルスで舞台俳優を目指していて、
    アリスは将来を心配していた。
    ある時、アリスは急に物忘れがひどくなり、
    大学の中で迷ってしまう。
    診察を受けると若年性アルツハイマー病だった...

    『エデンより彼方に』(2002年)ヴェネツィア国際映画祭女優賞、
    『めぐりあう時間たち』(2003年)ベルリン国際映画祭女優賞、
    『マップ・トゥ・ザ・スターズ』(2014年)カンヌ国際映画祭女優賞、
    の三大映画祭の女優賞を受賞していたジュリアン・ムーアが、
    この『アリスのままで』では、
    アカデミー賞主演女優賞、
    ゴールデングローブ賞主演女優賞 (ドラマ部門)
    英国アカデミー賞主演女優賞など、
    多くの女優賞を受賞しました。

    ジュリアン・ムーアは演技力があり、
    大作映画からインディー映画まで幅広く出演してきました。
    しかし、脱ぎ要員、濡れ場要因的な役、
    エキセントリックな役も多く、
    彼女の演技力がストレートに反映できて
    評価されるような役が多かったとは言えません。
    しかし、ついに彼女にも
    キャリア最高の取り組みができる
    チャンスが巡って来ました。
    『アリスのままで』は、
    ドラマは正直な所薄味です。
    それで却って彼女の演技力が発揮され、
    作品を引っ張っていると言えます。
    彼女は様々なアルツハイマー病患者に会って
    リサーチしたそうです。
    今回は聡明なアリスの病状が進んでいく様子を、
    構築する演技でなく、
    演技を削ぎ落としていく引き算な見せ方で、
    素晴らしい表現にしました。


    講義で急に言葉が出て来なくなったり...


    得意料理のパンプディングのレシピも忘れてしまい、
    ネットで調べる...


    夫と診断を聞きに行くと、
    遺伝性のアルツハイマー病で
    子どもたちにも50%の確率で遺伝しているという。


    トムに付き添ってもらい、
    患者の会でスピーチをします。


    結婚しているアナは不妊治療をして、
    女の子と男の子の双子を産みます。
    ケイト・ボスワースは、
    『バトルフロント』でプア・ホワイト・トラッシュの
    下品な女を好演していて驚きでしたが、
    今回はお手のものの美しい役です。


    ↑『バトルフロント』のケイト・ボスワース


    仕事人間のジョンは、
    上のチラシの台詞「何があっても僕が付いている」と、
    確かに言いますが、
    結局はアリスの病を受け入れることができません。
    そんなジョンを演じたアレック・ボールドウィンは
    『ブルージャスミン』のケイト・ブランシェットに続き
    妻役の女優がアカデミー賞主演女優賞を受賞。


    夢を追って、母と対立していましたが、
    和解してアリスの一番の理解者になるリディアを
    クリスティンが好演。
    ジュリアンとはとても息が合ったそうです。








    ゲイをカミングアウトしている
    リチャード・グラツァー監督(車椅子に座った人)と
    パートナーで共同監督の
    ウォッシュ・ウエストモアランド監督。
    グラツァー監督は4年間、
    難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)の闘病をし、
    今年の3月10日に63歳で永眠されました。



    ゴールデングローブ賞


    アカデミー賞



    若年性アルツハイマー病と診断されたアリスは、
    大学にもいられなくなり、
    今まで努力して積み上げたキャリアも
    人生の記憶も全て失ってしまうのだから、
    「ガンの方が良かった。
    ピンクリボン(乳癌の啓発キャンペーンのシンボル)
    を付けて、同情されるから。」
    と、語るシーンがあります。
    私は抗がん剤の副作用で
    物忘れが酷くなった時期がありました。
    娘に「何回も言ったのに覚えていないの?」
    「同じことを何回も聞いてるよ、大丈夫?」
    と言われ、
    自分でもこのまま戻らなかったら
    どうしようかと悩みました。
    幸い抗がん剤治療が終わったら
    酷い物忘れは治りました。
    アリスの記憶が亡くなる恐怖が
    少しだけでしょうけど、分かる気がします。
    ただ、若年性アルツハイマー病になっていないから、
    彼女の恐怖を本当に理解はできないでしょう。
    それにしても、
    「ガンの方が良かった。」というのは、
    ちょっと引っかかってしまいました。
    手術も抗がん剤治療もとても辛かったし、
    再発・転移、死への恐怖は消えないので。
    個人的な思いなのですけど。


    『アリスのままで』のレビューはこれでおしまい。
    短いです。(゚ー゚;




    昨日観た『フレンチアルプスで起きたこと』は、
    夫婦の人間性を裸にする刺激的な作品で、
    ユーモアもあり、とても面白く、
    またまた今年のマイベストの上位に入る作品でした。

    で、ブログ早く書かなくては!なのに、
    つい、ウィンブドンのフェデラーの3回戦
    (対サミュエル・グロス選手)観てしまい、
    止められなくなりました。ヽ(;´ω`)ノ
    フェデラーが勝ってホッとしました。(;^_^A














    『バトルフロント』では、
    端からジェイソン・ステイサムに瞬殺か(><;)だった、
    スケール小さすぎな悪役でケイト・ボスワースの兄でした。
    ジェームズ・フランコ❤(´ω`*)

    0 0



    『メビウス』キム・ギドク監督。見逃していたのをキネカ大森名画座2本立てで。『さよなら歌舞伎町』で好演していたイ・ウヌが母親役と常連チョ・ジェヒョン演じる夫の愛人役二役を怪演。当時15歳ソ・ヨンジュもスゴイ。性欲家族内循環の悪夢的コメディーか。滑稽さが強調されているので重すぎない。
    6/29 0:13

    『時の重なる女』シネマヴェーラ「イタリア萬歳Ⅱ」主演のロシア人女優クセニア・ラパポルトが2009年第66回ヴェネチア映画祭女優賞受賞。彼女はジュゼッペ・トルナトーレ監督『題名のない子守唄』でも好演。ミステリーが似合う女優かな。ストーリーは何度かひっくり返る。それよりオチに意外感。
    6/29 0:38

    『眠れる美女』シネマヴェーラ。マルコ・ベロッキオ監督。イタリアの実際の尊厳死を巡る論争の状況下を舞台に、妻の延命装置を外した政治家と娘、植物状態の娘を看病する引退した名女優の母と俳優志望の息子。薬物中毒で自殺願望のある女性と助けた医師。3組のドラマと葛藤をナイーブに描き思考を促す
    6/29 0:57

    『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』『夢二』早稲田松竹クラシックス鈴木清順監督「浪漫三部作」これはお得でスゴイ3本立てと行って来た。鈴木清順監督の男も女も映像も妖しく耽美な世界にどっぷり浸った。個人的には不気味で生死不明な幻想世界に引き込まれる『ツィゴイネルワイゼン』が一番好き。
    6/29 1:21

    「渋谷実のおかしな世界」シネマヴェーラ。『本日休診』全然休診にならない柳永二郎の人情家の町医者。戦争で気が触れた元陸軍中尉の三國連太郎、与太者青年鶴田浩二、純な佐田啓二他豪華キャスト!スラップスティック!『好人好日』笠智衆がいつも雨靴を履きコーヒー好きな変人の数学教授を面白く。
    6/29 1:43

    ブログを更新しました『雪の轍/三人吉三・シネマ歌舞伎/グローリー/コングレス未来学会議/エンリコ4世/時の重なる女/眠れる美女/メビウス/渋谷実監督特集/鈴木清順監督浪漫三部作感想』http://ameblo.jp/eigajikou/entry-12045011763.html
    7/1 2:29

    ブログを更新しました。見に来て下さい。『マグリット展、ボッティチェリとルネサンス フレンツエの富と美、ユトリロとヴァラドン 母と子の物語』http://ameblo.jp/eigajikou/entry-12045886190.html
    7/3 2:58

    ブログを更新しました。読んで下さい! 『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック 感想 ニルヴァーナのカート・コバーンのパーソナルな姿に迫るドキュメンタリー映画。』http://ameblo.jp/eigajikou/entry-12046289133.html
    7/4 2:19

    ブログを更新しました。読んで下さい。 『アリスのままで 感想 アカデミー賞主演女優賞ジュリアン・ムーアキャリア最高の引き算演技が素晴らしい!』http://ameblo.jp/eigajikou/entry-12046693647.html
    7/5 5:56

    『三人吉三 NEWシネマ歌舞伎』渋谷Bunkamuraシアターコクーンで上演された歌舞伎の名作を、舞台の演出・美術を担当した串田和美が、監督を務めて新たな作品として映像化した作品。三人の吉三は中村勘九郎、中村七之助兄弟と尾上松也。「三人吉三」を斬新な時代劇にした感じ。迫力あった。
    7/5 23:24

    『アリスのままで』ドラマは薄味だけど、それが却ってジュリアン・ムーアの名演技を際立たせている。聡明なアリスの病状が進んでいく様子を、構築する演技でなく、演技を削ぎ落としていく引き算な見せ方で、素晴らしい表現にしている。次女リディア役のクリスティン・スチュワートの繊細な好演も光る。
    7/5 23:30

    『きみはいい子』呉美保監督のチャレンジングな作品。今年の新作日本映画暫定マイベスト1。新米教師の高良健吾、虐待された経験があり孤独の中で自分の子にも虐待してしまう尾野真千子。認知症気味だけど偏見のない独居女性喜多道枝と自閉症の少年とその母富田靖子との交流。池脇千鶴他も素晴らしい。
    7/5 23:42

    『悪党に粛清を』マッツ・ミケルセン、エヴァ・グリーン、ミカエル・パーシュブラント、ジョナサン・プライスなどキャストに期待したが薄味ウエスタン。真面目でリアルなんだろうけどやっぱりウエスタンにはワクワク感が欲しい。アクションも大人しい。エヴァ姐さん暴れない。カントナサッカーしない。
    7/5 23:52


    0 0

    『フレンチアルプスで起きたこと』
    浜松シネマイーラでも順次上映

    『悪党に粛清を』

    『アリスのままで』
    浜松シネマイーラでは7月24日(金)まで上映中

    『きみはいい子』
    浜松シネマイーラでは7月24日(金)まで上映中

    『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』


    7月1日~4日に観た映画







    『フレンチアルプスで起きたこと』

    リューベン・オストルンド監督
    昨年のカンヌ映画祭のある視点部門で
    審査員賞受賞していて、
    とても楽しみにしていたので、
    初日の初回に観に行きました。
    勇んでいったなら早く記事にすればいいのに、
    まだできないという...
    不可抗力(英題:force majeure)から、
    夫婦の人間関係が裸にされたときを、
    リアルにしかもユーモアもあって面白く描く。
    男性、特に日々奮闘している「お父さん」は必見!
    自分のアイデンティティを包む色々を
    はぎ取られた時にどうしたらいいのか。
    こんな家族の光景は国を問わずにある普遍の問題。
    男性目線と女性目線で観方も違ってきそう。
    私は結婚して24年なのですが、
    自分で作った結婚生活の座右の銘は、
    「諦め上手」「期待しない」
    でございます。(^o^;)
    この映画の夫婦はまだまだこれから山あり谷ありですナ。
    なんちってエラそうに(^^ゞ
    近日中に記事を書きたいです。






    『悪党に粛清を』

    クリスチャン・レヴリング監督
    これも、昨年のカンヌ映画祭で上映されて、
    楽しみにしていた作品。
    マッツ・ミケルセン、エヴァ・グリーン、
    ジェフリー・ディーン・モーガン、
    ミカエル・パーシュブラント、
    ジョナサン・プライス、エリック・カントナ
    などキャストにも期待してたのです。
    でも、ちょっと残念な薄味ウエスタンでした。
    真面目系でリアルなんだろうけど、
    やっぱりウエスタンにはもっとワクワク感が欲しい。
    アクションも大人しい。
    エヴァ姐さん暴れない。
    カントナサッカーしない。(←当たり前だけど)
    でも、私もそうなんだけど、
    マッツファンは見ちゃうよネ(^o^;)




    『きみはいい子』

    呉美保監督のチャレンジングな作品。
    観ていて辛い描写もあるけど、
    根底に優しい眼差しがある。
    呉美保監督『そこのみにて光り輝く』
    から、さらに進化しました。
    今年の新作日本映画暫定マイベスト1。
    また更新です。
    新米教師の高良健吾、
    虐待された経験があり
    孤独の中で自分の子にも虐待してしまう尾野真千子。
    認知症気味だけど偏見のない独居女性喜多道枝と
    自閉症の少年加部亜門とその母富田靖子との交流。
    尾野真千子のママ友池脇千鶴は鉄板の演技です。
    高橋和也、黒川芽以、内田慈、松嶋亮太など、
    脇の人たちもさり気なくイイ!
    高良健吾とアドリブもさせたという
    子どもたちがとてもナチュラルです。
    『あん』『海街diary』で
    桜が象徴的に使われていましたが、
    『きみはいい子』でも。
    これも早く1本で書かなくては!な作品。





    『アリスのままで』感想
    アカデミー賞主演女優賞ジュリアン・ムーア
    キャリア最高の引き算演技が素晴らしい
    ←クリック






    『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』感想
    ニルヴァーナのカート・コバーンの
    パーソナルな姿に迫る
    ←クリック


    というわけで、先週観たのは、
    先週書いたまとめ記事で短評した、
    『三人吉三』を入れて6本で、
    ペースダウンしました。
    『三人吉三』と
    『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』が、
    高額料金だったこともあり、
    先週は名画座を我慢しました。
    6月は46本で、
    自分的にはたくさん観ました。
    名画座も観たい作品がたくさんあって、
    欲張るとキリがないので、
    これからは月に30本以内くらいの
    ペースにしようと思っています。
    ツィッター、「なう」サボりがちで、
    日曜の夜に焦って書いてます。
    投稿が12時過ぎてしまい、
    月曜のまとめにUPされず、
    翌週の月曜に回ってしまっているのものが結構あります。
    『フレンチアルプスで起きたこと』の記事を、
    もうUPされてる方もいるのに、
    私はなうの投稿も丁度12時になってしまい、
    まとめでは来週UPされることに(><;)...


    ブログも記事が全然追い付いていないけど、
    ブログを書くために映画を観ている訳ではないし、
    美術展にももっと行こうと思います。
    一応絵描きの端くれなので、
    自分はグループ展しかしたことないですが、
    美術展には良く行っています。
    でも、ブログにはあまり書いてなくて、
    今年書きだしました。
    これからも書いて行こうと思います。

    先週行ったのは、
    東京ステーションギャラリーの
    「鴨居玲展」
    没後30年の回顧展です。






    鴨居玲(1928年~1985年)の画は特別好みではないですが、
    今回の回顧展は展示数も多くてボリュームがあり、
    良い機会だと思って行きました。

    観ていて胃が痛くなるくらいでした。
    画面から凄い力を感じ圧倒されました。
    卓抜したデッサン力のある作家で、
    デッサン作品も多く展示されていて、
    とても勉強になった見応えのある展示でした。


    「肖像」


    「首を吊った男と生首の自画像」



    鴨居玲は晩年自画像を大量に描いています。
    自死する前の油絵の遺作「肖像」、
    画像では卵のようにのっぺりみえる頭部は、
    様々な色が重なっていて美しかったです。
    絶筆の襖絵「首を吊った男と生首の自画像」
    の展示はなかったですが、
    絶筆ほどの壮絶な絶望感は感じませんでした。
    他のたくさんあった暗い自画像と比べると、
    ほんの少しだけ明るさがあり、
    苦しさの中でたどり着いた自分の内面、
    現実の苦しむ自分の顔を取った下にある虚無感を
    まだ、油絵を描く精神の余裕があった時に
    表現したのではないでしょうか。

    東京ステーションギャラリーは、
    東京駅の創建当時の煉瓦壁に作品が展示され、
    独特の雰囲気がありますが、
    今回の鴨居玲の作品は、
    この展示空間にとても良く合っていました。

    鴨居玲


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    2階からの丸の内北口と
    東京ステーションギャラリー入口。










    マッツとニャンコฅ*•ω•*ฅ♡

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    『赤浜ロックンロール』

    横浜シネマジャック&ベティで鑑賞
    2014年日本映画







    ↓赤浜ロックンロール予告動画


    監督:小西 晴子  
    プロデューサー:小西 晴子/安岡 卓治
    エグゼクティブプロデューサー:中野 秀紀
    撮影:古戸 英彦
    編集:辻井潔 
    編集助手:吉田拓史
    構成協力:澄川 嘉彦
    音響構成:渡辺 丈彦
    エンディングテーマ曲「その先の明日へ」 
    THE STREET BEATS 作詞・作曲 OKI
    製作:ソネットエンタテインメント
    配給・宣伝:太秦

    出演:阿部 力、川口 博美、
    小石 道夫、芳賀 政和ほか

    山と川と地下水脈が育む豊かな海の町、
    岩手県大槌町
    国と県の提示した巨大な防潮堤に
    NOと言った浜の物語

    弁天様を祀る蓬莱島
    (ひょっこりひょうたん島のモデルの島)が浮かぶ町、
    岩手県大槌の赤浜で生まれた
    ロックを愛する漁師・阿部力(つとむ)は
    「漁師は水揚げしてなんぼ」と、海で体をはってきた。
    2011年、東日本を襲った大震災で、
    町を「土色の壁のような波」が襲った。
    最大22mの津波と火災により、
    死者・不明者1280余人、町の85%が喪失した。
    半年後、国と県は、5階建てビルと同じ、
    14.5mの高さの巨大防潮堤で海岸線を囲う復興計画を決める。
    「海が見えねえじゃねぇか!」
    そんな中、赤浜の住民は巨大防潮堤に反対の声をあげる。
    「人間が作ったものは壊れる」
    津波で家族を亡くした
    “赤浜の復興を考える会”会長の川口博美は
    国の提案を拒否。
    「自然をないがしろにして復興はない」と阿部は、
    手間ひまかけて育てたワカメ、昆布、ホヤ、牡蠣を、
    消費者に届けることに心血を注ぐ。
    自然を抑え込む発想とは違う共に歩む知恵。
    ここに、わたしたちの進むべき未来もある。
    (『赤浜Rock’n Roll』公式サイトより)

    『赤浜Rock’n Roll』公式サイト←クリック


    補助金に頼らない自立した
    漁業を目指して奮闘する
    新おおつち漁協のロックを愛する若き組合長阿部力氏。

    「自然の力に勝てるものは何もない。
    町づくりとよく言うが、
    災害に対応できる人を育てれば、
    町づくりは着いてくる。」
    母、妻、当時4歳の孫を震災で失った、
    赤浜の復興を考える会会長の川口博美氏。

    この2人を中心に
    岩手県大槌町赤浜地区の、
    地元を愛する気骨のある人たち、
    町の人々の暮らし、
    大槌の海を育む湧水や山、
    自然の風景などを
    年月をかけ丁寧に追った
    ドキュメンタリー映画です。

    巨額の予算がかかる新国立競技場に、
    ゴーサインが出されてしまいましたが、
    震災の復興はまだまだだと気付かされます。
    映画の中でとても丁寧な仕事で水産品を加工している
    鮮魚店店主(自分の船が震災で流され
    現在は水産加工業に専念)の芳賀さんが
    「東京ではオリンピックだと騒がしいようだけど、
    観光バスも来なくなって、
    震災のことは忘れられている。」
    と語っていました。
    そして、地元の住民の意向や声を
    反映しないで行われる国や県の復興事業の実態。

    しかし、赤浜地区の地元を愛し、
    そこで生きて毎日仕事をしている漁業関係者の
    たくましい仕事ぶりに胸が熱くなります。

    阿部力さんは、
    全国の支援に感謝のお返しをしたいと
    2012年に立ち上げた
    「ありがとうおおつちロックフェスティバル」の
    実行委員も務めている。
    彼はとてもカッコイイ海の男です。
    震災直後から弟の守さんと
    ブイを拾って歩いている姿を見て、
    若い彼らが頑張っているのだから、
    自分たちも頑張らなければと
    勇気づけられた年長の人たちにも
    彼らは特別だと一目置かれています。
    守さんはロックフェスではバンドで
    ギターを弾いて歌い、
    会場を沸かせていました。
    自分たちの漁業の仕事に誇りを持ち、
    自立する漁業をめざして、
    絶えず工夫して仕事に取り組んでいます。

    ただ反対するのでなく、
    自分たちの明確な新しい地区のビジョンを作って、
    縦割り行政に風穴を開けようとしている行動が
    描かれています。

    今まで、ドキュメンタリー映画の
    プロデューサーだった、
    小西晴子さんが、
    大槌で震災ボランティアをした関わりから、
    初めて監督も務めた力強い作品です。
    上映が終わってしまった劇場もありますが、
    これから上映される劇場もありますので、
    ぜひご覧下さい。
    ドキュメンタリー映画の分野でも
    女性監督の活躍が目立ちます。
    次に私が観る女性監督のドキュメンタリー映画は、
    『標的の村』の三上智恵 監督作品
    『戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』
    横浜シネマジャック&ベティで
    7月18日(土)~31日(金)上映。
    です。

    ↓小西監督と阿部さんとのトーク動画


    ↓川口博美さんトーク動画


    ↓小西監督と民俗学者赤坂憲雄氏のトーク動画




    小西監督と阿部力さん


    お盆の送り火をする川口さんと娘さん


    壊れた防潮堤と川口さん


    阿部守さん


    阿部兄弟と現役で働く母京子さんと力さん


    2012年の大槌稲荷・小槌神社祭


    とても新鮮で美味しい赤浜の牡蠣


    蓬莱島
    (ひょっこりひょうたん島のモデルの島)


    赤浜の美しい海


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    ジャック&ベティで買った赤浜わかめ










    モーガン・フリーマンとネコฅ(^ω^ฅ)

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    『悪党に粛清を』
    チネチッタで鑑賞
    原題:THE SALVATION
    2014年製作
    デンマーク・イギリス・南アフリカ合作映画

















    ↓『悪党に粛清を』公式トレーラー


    ↓『悪党に粛清を』特別映像。メイキングとインタビュー


    監督:クリスチャン・レヴリング
    脚本:クリスチャン・レヴリング
    アナス・トーマス・イェンセン
    編集:ペニッル・ベック・クリステンセン
    製作:シセ・グラム・ヨルゲンセン
    撮影:ジャン・スクロッサー
    美術:ジョルゲン・マンク
    音楽:キャスパ―・ワインディング

    出演:マッツ・ミケルセン
    エヴァ・グリーン
    ジェフリー・ディーン・モーガン
    エリック・カントナ
    ミカエル・パーシュブラント
    ジョナサン・プライス
    ダグラス・ヘンシュオール
    ナナ・オーランド・ファブリシャス
    マイケル・レイモンド=ジェームズ

    あらすじは...
    1864年、
    デンマークで兵士として戦ったジョン(マッツ・ミケルセン)は、
    荒廃したデンマークから
    兄ピーター(ミカエル・パーシュブラント)と、
    アメリカ西部に移住して開拓者になった。
    7年後に生活の目途が立ち、
    妻マリー(ナナ・オーランド・ファブリシャス)
    と息子をデンマークから呼び寄せたが、
    駅馬車に同乗した出所したばかりのならず者に
    息子は突き落とされ、妻は凌辱されたうえに殺された。
    ジョンがならず者たちに復讐して撃ち殺したら、
    1人が町を食い物にする用心棒のリーダー
    デラルー大佐(ジェフリー・ディーン・モーガン)
    の弟ポール(マイケル・レイモンド=ジェームズ)だった。
    このポールの妻は舌を切られて
    口がきけないマデリン(エヴァ・グリーン)で、
    デラルー大佐の経理係をしていた。
    デラルー大佐は、
    保安官マリック(ミカエル・パーシュブラント)、
    町長のキーン(ジョナサン・プライス)はじめ町民に、
    弟を殺した犯人を差し出すように命じる...

    「ニッポンのみなさんこんにちは。
    マッツ・ミケルセンです。」
    なんて、日本語で律儀に挨拶してくれて、
    ファンへの感謝を述べるマッツは、
    真面目で礼儀正しい紳士ですね。

    ↓マッツ・ミケルセン日本でのインタビュー動画


    ↓マッツ・ミケルセン来日舞台挨拶


    撮影は南アフリカ。
    デンマーク人が南アフリカで西部劇を撮りました。
    スタッフは現地で雇った人もたくさんいて、
    スワヒリ語やアフリカーンス語が話され、
    シマウマやキリンが写ってしまうので、
    カメラアングルに気を付けたことなど、
    とてもシュールな体験だったとマッツが語っています。

    監督は子どもの時から西部劇が大好きで、
    この映画は西部劇へのオマージュ作品。
    自分のビッグ・ヒーローである、
    ジョン・フォード、セルジオ・レオーネ、
    黒沢明に敬意を払ってこの映画を捧げています。

    キャストは私の好きなマッツはじめ
    演技派を集めています。
    お気に入りのエヴァ・グリーン姐さんに、
    『未来を生きる君たちへ』(スザンネ・ビア監督)の
    ミカエル・パーシュブラント、
    『未来世紀ブラジル』(テリー・ギリアム監督)
    『ダーク・ブラッド』(ジョルジュ・シュルイツァー監督
    リヴァー・フェニックスの遺作)
    のジョナサン・プライス

    『ダーク・ブラッド』感想
    リバーファン以外はマイ・プライベート・アイダホ、
    アメリカン・レガシーを必見
    ←クリック

    アメコミ映画で一番好きな『ウォッチメン』(ザック・スナイダー監督)
    で、コメディアン(エドガー・ブレイク)役の
    ジェフリー・ディーン・モーガン。





    それに、エリック・カントナ!







    ケン・ローチ監督とカントナ


    熱烈マン・Uサポーターのケン・ローチ監督の
    『エリックを探して』は、
    ローチ監督に珍しい
    ちょっとファンタジー入ったコメディーです。


    『悪党に粛清を』は、
    原題はThe Salvation で「救済」なんで、
    邦題はウエスタン調にしましたね。
    王道の西部劇です。
    悪党はデラルー大佐だけでなく、
    地上げに加担していた町長や、
    デラルー大佐の地上げを動かしていた
    資源狙いの石油メジャーまで登場。
    俳優たちの演技は安心して観ていられて、
    ウエスタンの世界に入って行けるし、
    ドラマにリアリズムもあり、
    映像、美術、音楽、ガンアクションも念入りです。
    ただ、まじめすぎるのか、
    ワクワク感がなくて薄味でちょっと残念。
    マッツはカッコイイし、
    つまらないことはないけど。
    息抜きに、ハズレ感のないエンタメ作品を。
    みたいな感じで観るには良いのではないかな。
    個人的には、
    エヴァ姐さんが口がきけない役で声聞けないし、
    大暴れしてくれないし、
    お色気も振りまいてくれないのも
    物足りなかったかなあ(^o^;)

    『300 スリーハンドレッド帝国の進撃』感想
    主役はエヴァ・グリーン?アクションも濡れ場も大活躍!
    ←クリック

    マッツは憧れのカントナと
    撮影の合間にサッカーして感動だったようです。

    ↑カントナはデラルー大佐の部下「コルシカ人」役


    ↑こんなイケナイ技は
    見せてくれませんよ(笑)




    私の場合、
    昨年のカンヌ映画祭
    アウト・オブ・コンペ部門の
    ミッドナイト・スクリーニングで上映された作品で、
    ずっと待ってたこともあり、
    期待感が強すぎたかなと思います。
    観ようと予定している方、
    マッツファンの方はこの記事は気にせず、
    ご覧下さいね。

    ↓昨年2014年のカンヌ映画祭で









    エヴァ姐さんの「魅せられて」
    カッコイイ(*^o^*)



    おまけで、
    マッツの新作のデンマーク映画のご紹介。
    マッツには珍しい感じのブラック・コメディーです。
    「Mænd & høns」英題:Men & Chicken
    性格がかけ離れた2人兄弟の父が亡くなります。
    この父は養父でした。
    本当の父親が生きていることを突き止めた2人が
    父親が暮らすカナダのオーク島を訪ねて行くと、
    そこで本当の家族に出会います。
    異常な人々に囲まれて
    彼らは自分たちと親類に関する真実を見つけます。

    ↓「Mænd og Høns」トレーラー








    2月にデンマーク、
    7月にドイツで公開されています。
    日本公開はマッツファンを見込んで
    来年あたりされるでしょうか?
    面白そうで観てみたいです。








    ジェフリー・ディーン・モーガンとワンコU^ェ^U

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    ウィンブルドン男子シングルス準決勝、
    フェデラーはマレーに、
    ジョコビッチはガスケに勝利

    決勝戦フェデラーVSジョコビッチ


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    映画ブログ書こうと思ったのですが、
    テニス観てしまいましたf^_^;
    見だすと止まらないんですよ、
    熱中して見ちゃう。
    フェデラーVSマレー戦だけにしたんですけど、
    予定より早く終わったので、
    録画でジョコビッチVSガスケ戦放送で、
    結局は見てると言うね(^o^;)

    フェデラーVSマレー戦
    スーパープレーもあって、
    息を呑みました。
    好ゲームで面白かった!
    フェデラーは今回のウィンブルドン調子いいから、
    ジョコビッチにも勝てるかも。
    決勝戦楽しみだなあ。(o^-')b

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    観戦してるセレブの写真撮ろうとしたけど、
    なかなか上手く撮れなくて。

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    キウェテル・イジョフォー


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    これは、ジェイソン・ステイサムじゃない?
    ちがうかな?


    今週、昨日までに観たのは、
    『赤浜ロックンロール』
    赤浜ロックンロール Rock’n Roll 感想
    大槌町赤浜地区、巨大防潮堤はいらないと言った浜
    ←クリック

    『奇跡のひと マリーとマルグリット』

    『ローリング』

    『バベルの学校』

    『みんなの学校』











    スティーブ・マックイーンとニャンコ ‎ฅ(´・ω・`)ฅ

    0 0

    ジョコビッチ優勝!フェデラー残念(´_`。) 
    2015年ウィンブルドン男子シングルス優勝戦結果


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    いや~、
    スゴイ試合で、
    見ているだけで心臓がドキドキしました。((゚m゚;)
    フェデラーにはもう少し粘って欲しかったけど、
    ジョコビッチは本当に強かった。

    WOWOWでTV中継見ていました。
    PC開いてながらでできるかと、
    日曜の夜いつも駆け込みの
    「なう」をちょこちょこ書いていましたが、
    やはり試合に集中してしまい、
    途中から進まなくなってしまいました。(^^ゞ

    土日はシネマヴェーラ渋谷で
    「渋谷実のおかしな世界」観ていて、
    ブログは結局書けず、
    2本連続テニス記事になりました。f^_^;

    私はテニスできますよ。
    ソフトボールしてたから、
    初めてテニスした時、
    バットでボール打つより、
    ラケットの方が面が広くて
    ボール当てやすいと思いました。(^o^;)

    映画スターの観戦していた人で
    気が付いたのは、
    ベネディクト・カンバーバッチ
    ブラッドリー・クーパー
    ヒュー・グラント
    ジョン・ハート
    ケイト・ウィンスレット
    だったけどもっといたかも。

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    昨年に続きフェデラーとジョコビッチの優勝戦。
    フェデラーはもうすぐ34歳になるけど、
    来年もまたセンターコートに帰ってきて欲しいです。


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    負けたけど、インタビューは爽やかさがありました。
    全米も頑張って!





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    『フレンチアルプスで起きたこと』夫婦の人間関係が裸にされたときを、リアルにしかもユーモアもあって面白く描く傑作。男性、特に日々奮闘している「お父さん」は必見!自分のアイデンティティを包む色々をはぎ取られた時にどうしたらいいのか。こんな家族の光景は国を問わずにある家族普遍の問題。
    7/6 0:00

    『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』監督がカート・コバーンの遺品資料を自由に使ってドキュメンタリー映画にまとめた。インタビューに答えるのは家族と元ニルヴァーナのクリス・ノヴォセリックといった身近な人たちだけ。とてもパーソナルなコバーンが描かれ作品は良かったけど料金高すぎ。
    7/6 0:08

    ブログを更新しました。 『フレンチアルプスで起きたこと/悪党に粛清を/アリスのままで/きみはいい子/COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック/鴨居玲展 東京ステーションギャラリー』http://ameblo.jp/eigajikou/entry-12047473960.html
    7/7 4:17

    ブログを更新しました。『赤浜ロックンロール Rock’n Roll 感想 山と川と地下水脈が育む豊かな海の町、岩手県大槌町赤浜地区、国・県が提示した巨大防潮堤はいらないと言った浜。』http://ameblo.jp/eigajikou/entry-12048210126.html
    7/9 0:36

    『赤浜ロックンロール』岩手県大槌町赤浜地区、巨大防潮堤はいらないと言った浜。補助金に頼らない自立した漁業に奮闘する若き新おおつち漁協の組合長、自然の力に勝てるものは何もないと地元の声をとりまとめ復興案を作った赤浜の復興を考える会の会長、人々の仕事、生活、自然を丁寧に追った力作。
    7/9 0:52

    『奇跡のひと マリーとマルグリット』19世紀末フランスの実話。教育もしつけも受けず育った聾唖で盲目の少女マリーに根気強く接して言葉などを教えた不治の病を患う修道女のマルグリット。女優2人の素晴らしい演技、繊細で抑制の効いた演出で、ベタな感動ものではない。ラストシーンにグッとくる。
    7/9 1:14

    『ローリング』冨永昌敬監督・脚本。予想以上にエロも毒も効いたブラックコメディーで面白かった。盗撮事件で退職した元高校教師川瀬陽太のダメっぷりがどんどん悪い方向へ転がっていく。教え子で彼の若い女を奪ってしまう三浦貴大のくすぶり青年具合も絶妙。水戸が舞台だが全くご当地映画ではなし。
    7/9 1:45

    ブログを更新しました。『悪党に粛清を 感想マッツ・ミケルセンが移民のカッコいいガンマンな本格西部劇&マッツの新作映画「Mænd & høns」英題:Men & Chicken紹介!』http://ameblo.jp/eigajikou/entry-12048604923.html
    7/10 2:43

    ブログを更新しました。 『フェデラー、マレーに勝利!ウィンブルドン男子シングルス決勝戦はフェデラーVSジョコビッチで12日』http://ameblo.jp/eigajikou/entry-12049042350.html
    7/11 3:52

    『バベルの学校』ジュリー・ベルトゥチェリ監督『やさしい嘘』『パパの木』の劇映画日本公開だがドキュメンタリー作品も撮っている。フランスに来たばかり中学校段階の移民子どもにフランス語を集中的に教える適応クラス。24名で20の国籍の子どもたちと辛抱強く指導する先生の1年を追った力作。
    7/12 23:35


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