『マイ・プライベート・アイダホ』
My Own Private Idaho
1991年製作
アメリカ映画
ユーロスペースで鑑賞
↓トレーラー
監督:ガス・ヴァン・サント
製作:ローリー・パーカー
脚本:ガス・バン・サント
撮影:エリック・アラン・エドワーズ
ジョン・キャンベル
美術:デビッド・ブリスビン
編集:カーティス・クレイトン
音楽:ビル・スタッフォード
キャスト:
リヴァー・フェニックス
キアヌ・リーブス
ジェームズ・ルッソ
ウィリアム・リチャート
ウド・キア
ロドニー・ハーベイ
マイケル・パーカー
フリー
キアラ・カゼッリ
ジェームズ・カヴィーゼル
はい、これリヴァー・フェニックスの代表作。
リヴァー主演のベスト1作品。
長生きしてると
良いこともありますにゃ~≧(´▽`)≦
これを日本初の美しいデジタル上映で、
スクリーンで観れましたからね~(o^-')b
1991年度のヴェネツィア国際映画祭、
全米映画批評家協会賞、
インディペンデント・スピリット賞で、
リヴァーは主演男優賞を受賞。
撮影時はリヴァーはまだ20歳でした。
声もカワイイです。
この後グッと男らしく成長します。
『スニーカーズ』Sneakers (1992)
これは、まあレッド・フォード節炸裂な映画で、
ロバート・レッドフォード、シドニー・ポワチエ、
ダン・エイクロイド、デイヴィッド・ストラザーン、
ベン・キングズレーといった錚々たる出演者の中に、
リヴァーもいるんです。
ご覧になってる方も多い作品では。
『愛と呼ばれるもの』 The Thing Called Love (1992)
この作品も何回も書いていますが、
劇場未公開なので公開して欲しいです。
ビデオスルーだったので、勿論ビデオ持っていますけど。
『アメリカン・レガシー』 Silent Tongue (1993)←クリック
『ダーク・ブラッド』Dark Blood (1993)←クリック
今回、『ダーク・ブラッド』公開記念上映で、
『ダーク・ブラッド』
『アメリカン・レガシー』
『マイ・プライベート・アイダホ』
と観てみて、
リヴァーがぐんぐん大人の役者になっていたのが、
改めてよく分かりました。
『ダーク・ブラッド』は少年の危さを内に秘めながらも、
大人の男の色気も出てきているから。
存在感も演技力も磨きがかかってる。
『マイ・プライベート・アイダホ』は、
ガス・ヴァン・サントのポートランド3部作の1つにして、
(『マラノーチェ』『ドラッグストア・カウボーイ』
『マイ・プライベート・アイダホ』)
彼の最高傑作です。
私はずっと監視していますが(笑)
この後、『マイ・プライベート・アイダホ』を
越える作品を撮れてはいません。
反論あるかもしれないですけど。
いつかホアキン・フェニックス(ホアキンは出る気ないと思うけど)
とケイシー・アフレックで、
天国でリヴァーに会った時に恥ずかしくない、
マスターピースを撮って欲しいですよ。
ストリート・チルドレンのような生活をし、
ナルコレプシー
[(日中において場所や状況を選ばず起こる
強い眠気の発作を主な症状とする脳疾患(睡眠障害)ウィキより]
を抱えながら、
男娼として街に立つマイクは、
ポートランド市長の父親に反抗して、
同じく男娼をしているスコット(キアヌ)に
想いを寄せている。
本作はマイクの母親探しのロードムービーでもあります。
シェイクスピアの『ヘンリー4世 第1部』を下敷きにしている
と、言われていますが、
ガス・ヴァン・サントが敬愛する
オーソン・ウェルズ監督・脚本・主演
『オーソン・ウェルズのフォルスタッフ』(1966)
(フォルスタッフはシェイクスピアの戯曲の登場人物)
へのオマジューが散りばめられている作品です。
今回の上映は初のDPC上映(デジタル)でした。
詳しくはキアヌ・リーブス製作の
『サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ』
の公式HPの解説のこのページ←クリックで読んでね。
私は
『デジタルリマスター版2枚組 初回限定生産 メモリアル・フォト集付』↓
マイ・プライベート・アイダホ デジタルリマスター版2枚組【初回限定生産 メモリアル・フォト集付.../
キアヌ・リーヴス,リヴァー・フェニックス,ジェームス・ルッソ
持っていますけど、
今回のデジタル上映の映像はとても綺麗で美しかったです。
DVDで何度も見ては涙ぐんでいるf^_^;
脚本をリヴァーがリライトした、
スコットに告白する焚火の場面では、
今回もまたグッと来てしまいました。
ああ、ホントに生きてて良かった(=⌒▽⌒=)
ユーロスペースで24日の土曜日に観ましたが、
立ち見が出ていましたよ。
これから『ダーク・ブラッド』上映する劇場で、
『マイ・プライベート・アイダホ』(『アメリカンレガシー』)
も上映される所がありますので、
(ファンは言われなくとも見る気満々でしょうけど、)
『ダーク・ブラッド』をご覧になるなら、
『マイ・プライベート・アイダホ』『アメリカンレガシー』
も一緒にどうぞ。
上映劇場情報←クリック
では、恒例の画像べたべたコーナー(*゚ー゚)ゞ
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー。
リヴァーがザ・ヴァイパー・ルームから救急車で運ばれる時、
彼が乗って行きました。
何度見てもおかしいです( ´艸`)
「Nymphomaniac(色情狂)」楽しみですな( ´艸`)
ジェームズ・ルッソ。
ティム・ロス主演『孤独の絆』No way home(1996年)
でも、また因縁のある兄役だったので、
う~む、またこんな役なんですな。と思いましよ。
ディック・スペック役のジェームズ・ルッソ
やはりこの時は当たり前だけど若い!(撮影時26歳)
キアヌ(スコット)が
リヴァーのお母さんを一緒にイタリアへ探しに行った時、
惚れてしまって連れてくるキアラ・カゼッリ(右)は、
近年はジャレッド・レト主演の『ミスター・ノーバディ』
『あの夏の子供たち』では映画プロデューサーの夫に
自殺されてしまう妻で主演でした
あの夏の子供たち [DVD]/キアラ・カゼッリ,ルイ=ドード・ランクザン,アリス・ド・ランクザン
↑このミア・ハンセン=ラブ監督『あの夏の子供たち』は、
好きな作品です。
ミスター・ノーバディ [DVD]/
ジャレット・レト,ダイアン・クルーガー,サラ・ポーリー
↑ジャコ・ヴァン・ドルマル監督
『ミスター・ノーバディ』も好きです。
え~!?どこに出てた?なんですが、
航空会社のカウンター係りです。
ジェームズ・フランコは、
『マイ・プライベート・アイダホ』が大好きで、
ガス・ヴァン・サントから、
未使用のフィルムを提供してもらい
リヴァーのトリビュート映画
「My Own Private River (2012)」を作っています。
これもぜひ、公開して欲しいなァ
↓「My Own Private River (2012)」より
1998年に30歳でオーバードーズで亡くなっています。
『グッド・ウィル・ハンティング』(1997年)の
「Miss Misery」でアカデミー賞歌曲賞にノミネートされた
エリオット・スミスも2003年に34歳で
自宅で自殺で亡くなっています。
(他殺の可能性も否定されていない)
エリオット・スミスがシュールな体験だったと語っていた、
アカデミー賞授賞式での演奏
8月に公開ガス・ヴァン・サント監督
マット・デイモン主演の
『プロミスト・ランド』(2012年製作)
キアヌの昨年の激太り(直ったけど)
の原因(ストレス)だった、初監督映画
キアヌ・リーブス初監督作品、
本格カンフー映画の
Man of Tai Chi(原題)は、
『キアヌ・リーブス/ファイティング・タイガー』
として8月6日に発売。
DVDスルーになってしまいましたよ(_ _。)
↓トレーラー
オーディトリウム渋谷で、
7月3日(木)4日(金)21:00~上映します
どちらかで主演のmimpi*β(ミンピ)のミニライブ予定。
渡部亮平監督日プロ大賞新人監督賞受賞記念
まだ、ご覧になってみえない方はこの機会をお見逃しなく
何回でも観たい方もぜひご覧くださいね
渡部亮平監督応援しています
ぜひ、お近くの映画館にリクエストして下さい
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